2008年5月10日 (土)

DVD「のだめ」ヨーロッパ編来たる!

「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」のDVD、昨晩届きました。

昨晩は見る時間がなかったので、今日の午前中、とりあえず1枚目を見終わったところです。

・・・んなこたいいや。放映時に見たかた、録画したかたは、お話の中身はとっくにご承知でしょうから。

で、パッケージの中身だけご紹介しておきます。

DIsc1:指揮者コンクールで千秋が優勝し、シュトレーゼマンの計略で拉致されるところまで。
Disc2:・・・というわけで、Disc1の続きから終わりまで。

(何と不親切な紹介だ!・・・我が家の鬼娘のせいで、コミックとの繋がりがわからないんです)

本編はここまでで、特典ディスクが1枚付いて来ます。
内容は、
・指揮者コンクールの場面・シュトレーゼマンが「ポロヴェツ人(ダッタン人)の踊り」を指揮する場面・千秋とRuiがラフマニノフの第3ピアノ協奏曲を共演する場面・のだめがお屋敷でキラキラ星変奏曲ともうひとつのソナタ楽章を演奏する場面のを取り出したもの
・出演者のクランクアップ時の喜びの表情
・「のだめ」(上野樹里)クリップ映像

この他に、
・主要登場人物紹介付きの28頁の写真集(小冊子)
・初回生産限定「のだめトラベルケース」
・「ロケ地マップ」の宣伝を印刷した空箱!
  (くれぐれも、中身があると勘違いなさいませんように!危なく問い合わせするところでした!)

これだけ中身があるので、ボックスの厚みは、日本編のときの5分の4ほどあります。
けっこうぶあつい!!

ファンの方は楽しんで下さいねー!

のだめカンタービレ in ヨーロッパDVDのだめカンタービレ in ヨーロッパ


販売元:アミューズソフトエンタテインメント

発売日:2008/05/09
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こちらは先行別発売なのでした・・・4月11日だったんですね・・・(T_T)

パリだ!プラハだ!!ぎゃぼー!!!のだめカンタービレ in ヨーロッパ ロケ地マップDVDパリだ!プラハだ!!ぎゃぼー!!!のだめカンタービレ in ヨーロッパ ロケ地マップ


販売元:アミューズソフトエンタテインメント

発売日:2008/04/11
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追伸・・・

役者さんは、みんな、あいかわらず、いいです! とくに、この編で初めて参加したメンバーも、きちんと「演技の進歩の過程」を見せて下さることには、心から敬意を表したいと思います。

不満なのは、音楽。指揮の指導・上手下手の区別がつかない音楽の付け方は・・・日本編でもそうでしたが、作品の魅力を半減させかねません。また続編があるなら、音楽面で<原作の面白さ>をきちんと浮き出させる努力を、スタッフのかたにお願いしたいと思います。たとえば、指揮の中間拍でだらっと腕がのびても構わない、とする程度の中途半端な指導なら、指導後におそらく玉木さんご自身が試行錯誤を重ねて演じた指揮のほうがよっぽど本職さんよりマシです。後の二人については、収録期間も短かかったでしょうし、お気の毒でした。また、のだめの初見演奏でのつっかえかたは、本当に「出来ない」人のつっかえかたとは違います。・・・「指導する」と称する側に、そういった点のご研究が足りないのではないでしょうか?

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2008年1月 6日 (日)

「のだめ」でモーツァルト「ミサ」検索の方へ

昨日の東京ムジークフロー演奏会へおいで下さった方への御礼はこちらに綴らせて頂きました。
あらためて、本当にありがとうございました。



標題で検索なさって下さった方がいらしたので、せっかくですから、このすばらしい曲のことを少しだけ申し上げておきたく存じます。ただし、正規には・・・たぶんずっと後日になりますが・・・あらためてじっくり触れたいと思っております。

について、
「のだめ」5日放映分のセリフの中に「ミサ曲」とありましたが、「モテット」の誤りですのでご注意下さい。
ミサ曲で探してもCDは見つかりませんので。

音は一度アップしていますが、 へ再掲します。
・・・最も美しい部分がカットされていたのが残念でした。。。

なお、4日の指揮コンクール、5日の千秋ヨーロッパデヴューの場面で使われていたホールは、お分かりの方も多かったかと存じますが、チェコの有名な「スメタナホール」です。
DVDでは、クーベリックが帰郷した際の「我が祖国」の映像、同じく「新世界」の映像はじめ、チェコ民主化を記念したノイマン指揮の「第九」演奏会のもの、面白いところでは「ホフナング音楽祭」のものなど、お目にかかれるものが豊富に出ています。

ついでですので、アヴェ・ヴェルム・コルプスの歌詞をご紹介しておきますが・・・キリスト教独特の「聖体拝領」の考え方を理解しておかないと、意味が分からない部分が多々あるかと存じます。

Ave verum corpus, natum de Maria Virgine:
Vere passum, immolatum in cruce pro homine:
Cujus latus perforatum, unda fluxit et sanguine:
Esto nobis praegustatum in mortis examine.

めでたかるは、処女マリアより生まれ給いし(真実の)みからだ
ひとびとの苦しみを受け十字架に架かりて
脇腹は刺し貫かれて血と水とを流されぬ
願わくば我らのため死の試練に先立ちて
天国の幸を味合わせたまえ
(下手な訳詩ですが、そのまま歌に付けられるようにし、意味は損なわないようにしてみました。)

原詩に若干、注釈をしますと、
verum, vere = 真実の
corpus = 肉体
等、英単語から意味が類推できる、比較的平易な語彙が多く、意味を知るためには英和辞典でもことたります。
passusは「受難」ですからね。
(immolatumは分かりにくい語ですか。犠牲となる意味です。)
praeはpreと記される場合も多くありますが、これも英語の語彙ではしばしば語幹になっていますね。
cujusの教科書的な綴りはqujusもしくはquius(関係代名詞)
(ラテン語そのものではCの字はKの音です。それが証拠に、Kの字もQの字も、古いラテン語にはありませんで、後年それらの字があてられた語彙は、古くはCで書き始められています。なお、Jもあとで加わった字でしたね。)

・・・なお、歌唱の場合の発音は、参考資料の書籍をご覧になればお分かりになるように、演奏者や地域によって違います。
地域を問わないのは次のような類いのものですかね。
教科書通りに読めば、本来はcruceは「クルーケ」ですが、歌の場合は「クルーチェ」で歌われないと、聴いていても落ち着かないですね。また、veはウェ、が教科書場の発音ですが、これも歌では「ヴェ」になるのが慣例ですね。
あとは、いわゆる「ローマ字読み」で読んでおけば、まあ、大丈夫です。

以上、余談。

モーツァルトがこの作品の創作にあたって最も成功したのは冒頭の"Ave"を2回繰り返したところにあり、このことにより、以降、古典派的な構成を崩さないままで、言葉一語一語の意味に極めて密着した旋律付け、和声付けを行なうことが出来たのです。
参考として、フォーレの「アヴェ・ヴェルム」などもお聴きになってみて頂くと、この辺の事情が良くお分かり頂けると思います(フォーレの作品では、たとえばnatumが若干不自然な位置に来てしまっています)。
シューベルトにも「アヴェ・ヴェルム」があるそうですが、残念ながら私は未聴です。

参考:「ミサ曲・ラテン語・教会音楽 ハンドブック」ショパン社

ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック―ミサとは・歴史・発音・名曲選Bookミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック―ミサとは・歴史・発音・名曲選


著者:三ケ尻 正

販売元:ショパン
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2008年1月 3日 (木)

「のだめ」4,5日登場曲から~「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

年明け1月5日にTMFの演奏会を致します(無料)。上野や浅草から近いので、お気軽にお越し下さい。
くわしくはこちらをご覧下さい。



三が日も終わり、今日の夕方には帰宅します。帰宅前に、「自分への気合入れに成るかな」と思い、「のだめ」にかこつけて、過去にメーリングリストに載せた文を少し構成しなおして掲載しました。かなり長いので、読みにくいかとは存じますが、お許し下さい。


1月4日、5日放映の「のだめ」inヨーロッパでは、

R.シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28
(1895年完成、初演)

もとりあげられるので、もう2年前の3月に行ったものですが、作品の内容の解析と演奏比較を綴った文を掲載させていただきます。

編  成:フルート3、ピッコロ、クラリネットD2・B2、バスクラリネット、ファゴット3、コントラファゴット、ホルンF4・D4(任意)、トランペットF3・D3(任意)、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、トライアングル、シンバル、大太鼓、小太鼓、ガラガラ、第1ヴァイオリン16名、第2ヴァイオリン16名、ヴィオラ12名、チェロ12名、コントラバス8名

比較素材〜記事末尾に記載。

*聴きやすい曲で、CDをお持ちの方も多いと思います。ただし、自作自演版もある上に、後述のように、私が確認した限りでは、後輩たちに受け継がれた演奏には、大きくは「シュトラウス晩年系」と「フルトヴェングラー系」があります。改めてお聞き直しいただくと、面白い発見ができます。

端的に言えば、6小節めから出てくる有名な「ティルの動機」を
・テンポをほとんど変えないのが「シュトラウス晩年系」
・2回目の登場でテンポが速くなるのが「フルトヴェングラー系」
と聞き分けるひとつの目安です。
なお、「ティルの動機」が加速していく演奏でも、
・加速の程度の低いもの
・金管楽器を「押さえ気味」に吹かせているもの
はR2型とみなし、フルトヴェングラーの影響も受けていることから(F)と付記しました。
詳しくは<比較概要>2−2)をご覧下さい。
    
お手持ちをお聴きになってみて、いずれをお持ちかをご確認の上、
・「シュトラウス晩年系」だった方は<比較概要>2)の系譜F
・「フルトヴェングラー系」だった方はシュトラウス自演か系譜R1ないしR2
を別に聴き比べてみると面白いかもしれません。
なお、シュトラウス自身の演奏(1944年録音)に一番似ているのは、ベームの演奏であることを、参考までに申し上げます。出だしのテンポなど、シュトラウス自身と全く同じです(29年も44年も、この部分はシュトラウス自身全く同じテンポで演奏しています。これはこれで驚異でした!)



<比較概要>
*要点
:作品の「筋書き」を確認します。
:作品の演奏形態に2種ある点を「観察」し、「演奏の伝統」を概観します。
:「文学」との関係の考察をし、作曲者の創作意図を探ります。
:作品形式の考察をし、実際の仕上げで作曲者が自己の意図をどう収拾したかを探ります。


1)作品の「筋書き」(指導動機名は、スコア等の注記を参考に、私が勝手に付けました)
R.シュトラウスが後年ひとに請われて行ったコメントが元になっています。
演奏時間は15分程度です。

1.昔々のその昔、:「語り始め(と回想)の動機」〜弦楽合奏主体でゆったりした部分です。(1〜5小節、4/8拍子)

2.ティルという悪戯者がいました。:「ティルの動機」(6〜46小節。以下、主に6/8拍子)

3.以下、ティルがこれから繰り広げられる悪戯の限りをご覧に入れましょう。:「いたずらの動機」(46〜49小節)

4.新しいいたずらを求めて出発です:「スキッブの動機」・「いたずらの動機」(50〜110小節、ここまでソナタ形式の「呈示部」にあたる。)

5.「待っていろよ、意気地なし共め!」:「いたずらの動機」(111〜428小節間。展開部)

6.第1の悪戯は、市場に侵入、馬で女共を蹴散らし、一歩で7マイルも進める長靴を履いて逃げ去る:「いたずらの動機」・「悪意の昂揚の動機」(133〜153小節)

7.次は何にしようか・・・ネズミの巣穴に潜んで考える:「悪意の昂揚の動機」・「いたずらの動機」・「『いたずらを決めた』動機」(154〜178小節)

8.第2の悪戯は、僧侶に化けてもったいぶった口調で道徳の辻説法:「説法の動機」(179〜194小節)ここのみ2/4拍子、八分音符の呑気なテーマ。

9.道徳を説きながら、自分の先行きに不安を感じる:「恐怖感の動機」・「なんとかなるさの動機(いたずらの動機の変形)」(196〜208小節)

10.騎士に化けたティルは、美しい娘たちと挨拶を交わす:「いたずらの動機」・「ティルの動機の変形」(209〜221小節)

11.ティルは一人の娘に言い寄る:「いたずらの動機」・「困った娘の動機(グリッサンドの下降音型を含むもの)」(222〜244小節)244小節で肘鉄を食わされる。

12.肘鉄を食らわされたティルは嘆き悲しむが、「こうなったら全ての人間に復讐してやる」と心に誓う。:長調となった「困った娘の動機」でティルが笑顔で娘と別れた事を示すが、同じ動機が8小節後には激しい短調に転じ、「ティルの復讐の動機」へと変貌していく。(245〜288小節)

13.気持ちも新たに学者に交じり、とけっこのない謎を出して議論を紛糾させる:「いたずらの動機」・「ティルの動機」の変形、重みを付けた「スキップの動機」(もったいぶったティルと学者たちを暗示)、時々暗示的に「復讐の動機」が聞える。締めには昂揚した「いたずらの動機」(289〜374小節)

14.そんな自分に瞬時「これでいいのか?」と自問するものの、気を取り直して鼻歌を歌いだす。:「流行歌(鼻歌)の動機」・「不安の動機1(クラリネット)」・「不安の動機2(オーボエ、ティルの動機の変形)」・「機嫌の回復(410〜428小節)」(375〜428小節)

15.:以下、ソナタ形式の「再現部」にあたる。いまや激しい悪事を重ね、高笑いするティル。:既出の「ティルの動機」・「機嫌の回復」・「いたずらの動機」に485小節(練習番号41)から「高笑いの動機」が加わる。いたずらは「「説法の動機」の昂揚で頂点を迎える。(429〜573小節)

16.以下、コーダ。ティルはとうとう逮捕され、最初は鼻で笑っていた。:「処罰の動機(金管の和音)」。ティルは弱音の「いたずらの動機」で、ことを軽く受け止めている様子を示す。(574〜593小節)

17.絞首刑に処せられることとなり、命乞いも甲斐なく処刑が実行されて、ティルは昇天する。:「処罰の動機」・今や悲鳴に変じた「いたずらの動機」・「恐怖感の動機」・「処刑の実行(「ドン・ファン」最終部と共通する手法が610小節に見られる点、注目)」・「窒息し、息絶えるティル(615〜631小節)」(594〜631小節)

18.「昔々、こんな奴がいたんだよ」と、人々が懐かしむ。:「回想の動機」4/8拍子(632〜649小節)

19.「それにしても、痛快じゃないか!」:(650〜657小節)



2)シュトラウス没年時(1949年)の各指揮者の年齢、DVD・CDでの演奏オーケストラ、演奏年、演奏時間、系譜(R1=シュトラウス壮年期系、R2=シュトラウス晩年系、F =フルトヴェングラー系)

            作曲者没年時年齢  Orch.    演奏年 演奏時間 系
  本人(1929年演奏、65歳)      Berlin Op.  1929  14:28  R1
  本人(1944年演奏、80歳)      Wienna Ph.  1951  15:20  R2
  ウィレム・フルトヴェングラー  63歳  Berlin Ph.  1943  14:57  F(R2*)
  ウィレム・フルトヴェングラー  63歳  Berlin Ph.  1950 約15:30  F
  クレメンス・クラウス      56歳  Wienna Ph.  1951  15:06  R2
  エーリヒ・クライバー      59歳  Norddeutscen 1953  13:34  R1*
  カール・ベーム         55歳  Berlin Ph.  1963  15:12  R2
  ヘルベルト・フォン・カラヤン  41歳  Berlin Ph.  1973  15:30  F
  ルドルフ・ケンペ        39歳  Dresden st.  1975  14:40  R2(F)
  ゲオルク・ショルティ      37歳  Berlin Ph.  1996   15:11  R2(F)

  
2-2)演奏「系譜」の考察
欧州が第2次世界大戦への悲劇的な道のりを歩み始めようとしている1933年、R.シュトラウスと共にドイツの帝国音楽局の幹部を引き受けたフルトヴェングラー(シュトラウスが総裁、フルトヴェングラーが副総裁)は、解釈家としてはシュトラウスと対照的な性格を多分に持ち合わせた人でした。
幸いにして「ティル」の演奏について、作曲者シュトラウス自身の録音と一部映像、フルトヴェングラーの全曲演奏の録音と映像が残っていますので、この2人の違いが現在でも明確に分かります。二人は決して仲が悪かったわけではなく、年下のフルトヴェングラーは、彼の書簡から読み取る限り、シュトラウスに少しは敬意を払っていたようです。

さて、「ティル」の演奏における二人の関係はいかに。

スコアには曲の緩急・表情に影響を与える指示が豊富に載っています。
ところが、これらの指示の読み方が、作曲者本人とフルトヴェングラーでは大きく異なっているのです。
  
作曲者シュトラウス自身の演奏は、1929年のものも1944年のものも、スコアの指示から想像するものよりはテンポの変化が少なくアインザッツが安定しており、各楽器に指示したディナミークを遵守させていると共に、自身が後輩に示した「指揮十則」にしたがい、金管楽器はfffであっても幾分抑え目にしているのが特徴です。(29年の演奏には、それでも「アッチェランド」と楽譜に書いた部分よりも前の部分からアチェランドしたり、と、少しゆらぎがあります。)
オーケストラ全体の響きが彼の美的感覚を損なうほど破裂するのを嫌っており、音楽の流れが「スコアに書いた」以上に誇張されることも望んでいません。

対するフルトヴェングラーは、彼のベートーヴェンやブラームス演奏でもしばしば聴き取れるように、音楽の「比喩」しているものが何であるかによって、テンポもバランスも大きく変化させています。アインザッツの崩れも多少は気にしない、音楽の流れが喪失しないほうが重要だ、という方針だったとも言われています。(これは彼が演奏家・解釈家として優れていた一方、作曲家としては成功できなかったことと大きく関係しているように考えられます。フルトヴェングラーの「交響曲第2番」は、マーラー並に長いのに、曲想は古典にとどまっているため、演奏バランスの取りにくい作品です。)

この二人の、とくに1940年代から1950年代演奏様式の違いが、日本的な「流派」とまではいきませんけれど、「ティル」の演奏の基本姿勢に、以後大きな二つの流れを産んでいくことになりました。
「流派」が演奏時間だけで判定できないことは、2)に掲げた表から明らかです。
(たとえば、フルトヴェングラー1943年の演奏ととカラヤンの演奏時間を比べて下さい。)
違いは、次に列挙する、テンポ運びや楽器音量のバランスにみられます。

二人の主な相違点は、いずれも2つずつ比較した全曲演奏時間の違いにかかわらず、以下の個所で特徴的です。

・最初にホルンに出てくる「ティル」の動機(「筋書き」2のはじめ)
 シ ュ ト ラ ウ ス 〜動機登場時のテンポを2回目も保つ
 フルトヴェングラー〜2回目の登場に向けてアチェランドしていく。
 
・372小節からのアチェランド(練習番号26「ティルの唄う流行歌」の前)
 シ ュ ト ラ ウ ス 〜(とくに29年演奏では倍テンポの)アチェランドをしている。
 フルトヴェングラー〜表記とは逆にリテヌートしていく(カラヤンはしていない)
 
・577小節以降の「ティルの逮捕、判決」の部分
 シ ュ ト ラ ウ ス 〜「威嚇的にdrohend」と記した部分のテンポをあまり遅くしない。
 また、クラリネットによるティルの「恐怖感の動機」を強調しない。
 「絞首され昇天したティル(練習番号40)」の部分は最後まで一貫したテンポで演奏している。

 フルトヴェングラー〜「威嚇的にdrohend」と記した部分のテンポをかなり遅くしている。
 また、クラリネットによるティルの「恐怖感の動機」を強調している。
 (後年のカラヤン以下の演奏に見られるほど極端ではない点は留意しておきたい。)
 「絞首され昇天したティル(練習番号40)」の部分はクラリネットの上昇音型を速く、
 その後618小節のフェルマータを受け継いだオーボエ等の下降音型をかなりリテヌートして
 Epilogの前を終わる。

 
・不特定個所ですが、金管の取り扱いにおいて
 シ ュ ト ラ ウ ス 〜トランペット・トロンボーン・チューバにffと記譜していても、
 567小節からの(ティルが捕まる直前の)クライマックスまではワンランク以上小さい、
 mf程度のディナミークで吹かせている。
 他にffで吹く事を許しているのは650小節以下の最後の部分だけである。

 フルトヴェングラー〜基本的に記譜どおり、あるいは記譜よりワンランク上のディナミークで
 金管を吹かせている。
 とくにトランペット・トロンボーンはmfの個所を往々にしてfで吹かせている。
 275小節からの練習番号18番[トランペット、トロンボーン共]、
 練習番号31の486小節からのトランペット2本等々。

 
・テンポについて
 シ ュ ト ラ ウ ス 〜前述の通り、一定の「区間」[ほぼ、1)の「筋書き」の区切りと一致]
 では変化が小さく、安定しています。

 フルトヴェングラー〜古典を演奏する時と同様、クレッシェンドするにつれて
 速く、ディミヌエンドにつれて遅くしていく傾向が強くみられます。

・指揮法について
 シ ュ ト ラ ウ ス 〜映像では確認出来ませんでしたが、フェルマータのあとは、
 明らかに振り直しています。
 なお、
 「R.シュトラウスはすぐれた指揮者だったが、それが確認出来る映像は残っていない」
 と、解説中で述べている人がいます。これはとんでもない間違いだと思います。
 「君は指揮の中で汗をかくべきではなく、聴衆が熱くなるべきなのだ。」
 「大事なサインはちょっと目で合図すればよろしい。」
 彼自身が立てていた「指揮十則」のこうした姿勢は、片手振りの彼の姿からでも、
 その視線の行く先、棒の合図の的確なタイミングから充分察する事が出来ます。

 フルトヴェングラー〜特に後半、フェルマータのあとは、引き続き一気に振ります。
 したがって、間が空きません。
 彼以降の指揮者たちは、フルトヴェングラーに倣っています。
 こちらの映像についても、パンフレットなどの説明に、フルトヴェングラーにしては、
 「リズムが複雑な曲のせいか、拍をしっかり、ふるえない棒で振っている」とあります。
 これも大変な誤りです。
 確認可能なフルトヴェングラーの映像の中では、「ドン・ジョバンニ」序曲なども
 ほとんど「ふるえない」棒で振っています。
 その上、こちらのティルの映像では、曲がクライマックスを迎えると、
 やはり棒はふるえています。ふるえている場所は、決して「リズムが簡単なところ」に限りません。
 書籍や「ブラームス」・「未完成」のリハーサル映像によって
 評の筆者が「固定観念」を抱いてしまい、それによって
 「ティル」の映像まで評価してしまっているものと思われます。
 こうした事は私たちに共通して頻出する問題点ですから、ぜひご用心下さい。

 
後輩の指揮者は、記憶や印象に残っている、二人のうちのいずれかを継承し、数ヶ所にあまり目立たない独自の演出を加えている程度で演奏しています。
後輩の独自演出はR.シュトラウス系でも
・冒頭6小節目からの「ティルの動機」をややアチェランドすること
・「威嚇的にdrohend」と記した部分のテンポを遅めにとること
・同じ部分のクラリネットによるティルの「恐怖感の動機」を強調すること
等フルトヴェングラー系の演出をより誇張すること等々というケースがほとんどです。
フルトヴェングラー自身、シュトラウス生前に行なっている実況録音ではシュトラウス自身の演奏を規範にしたと思われる個所も沢山あります。
後年のケンペとショルティはシュトラウス自身の演奏の記憶を前提にし、フルトヴェングラーの演奏でより効果的に感じた部分を採り入れた折衷型の演奏を、程度の差はあれ、誇大演出気味に行なっているように思います。

この点、フルトヴェングラー以外でシュトラウスと身近に接した指揮者、クラウスとベームは、シュトラウスの演奏R2スタイルにほぼ忠実に随っています。

カラヤンが、独自であるよりはフルトヴェングラー型Fにほぼ忠実に沿っている点は興味を惹きます。
演奏団体がベルリンフィルであるのはベームと共通ですが、カラヤンの方がベームに比べて団員に対し歩み寄りを行なった結果なのでしょうか。
ショルティがR2型を指向していると思われるのに(テンポ・アインザッツへのこだわりが聞えてくるような演奏なのです)、やはりフルトヴェングラー型にならざるを得なかった部分が多々あるのも、ベルリンフィルというオーケストラ自身の伝統に随うしかなかったという事情が背景にあると勘ぐらせます。ベーム以外は、「私はシュトラウスと本音で接した」と断言出来なかったであろうことが、この2つの演奏カラーに大きな影響を及ぼしていると言って良いのではないでしょうか?

例外はエーリヒ・クライバーだけです。クライバーは当時としては珍しい(そして子息によってもっと極端な形で受け継がれる)フリーな立場での演奏を好んだ人でした。また、かなり速いテンポを好んだようです(後年、子息カルロスが、「父は『英雄の生涯』を38分で演奏した』と語っています。通常45分はかかる曲ですが、カルロスは父のテンポを本番で再現しようとし、オーケストラを大混乱に陥れたとのことです。「舞台裏の神々」に載っている話です。但し、この話は誇張があるようです。シュトラウス自身、この曲を35分程度で演奏した録音を残しましたし、ケンペは約40分で「英雄の生涯」を演奏しています)。
父クライバーには、R.シュトラウス本人の演奏テンポが随分速く感じられており(シュトラウスは速いテンポが好きでした。ベートーヴェンの第九を45分で全曲演奏しきった人ですから!)、かつ彼自身の好みで、2)の表中最速のテンポを示す演奏を残すことになったのではないかと推測されます。速いという意味で仮に「R1」系としましたが、実際は独自スタイルといえるでしょう。

なお、「ティル」はトライアングルを効果的に使っている曲ですが、644小節にある最後の一打が、トライアングルにとって非常に難関です。上手く叩けているのは作曲者本人による2つの録音、ベーム盤、ケンペ盤かな、というのが私の感想です。

それにしても、作曲者自身は年齢を重ねてテンポは少し変わったものの、各個所の表現は年齢を問わず「芯」を通しています。
にもかかわらず、別の優れた解釈者が作曲者の生存中に出現し、作曲者と著しく異なるテンポ設定を行なったりしてもいる。
 一人一人自由気ままに演奏しているように思われがちな西欧音楽にも、演奏法には厳然と「伝統・流派」が存在するのです。
いくつかの「流派」が混合することで、また新たな解釈が生まれる・・・それが再び違う「流派」を生み出していく。
「流派」と言う語彙にはマイナスイメージも強いでしょうが、このように「流派」が盛衰と回生を反復している事実に、「あまりにも人間的な」文化の、本来の豊かさを感じずにはいられません。



3)作曲者の意図は? 「作品」をどう受け止め、「楽譜」をどう読むか
シュトラウスは、最初「ティル・オイレンシュピーゲル」をオペラとして企画、作曲を開始したそうです(諸伝記等に明記)。
1)で挙げた「筋書き」が恋愛沙汰を伴い、ティルの処刑という「劇的」なエンディングを迎えることからも、彼の当初の企画が伺われます。
しかし、オリジナルの「ティル」の物語は小噺の連続で、ティルの誕生から死までを「時系列」に扱ってはいるものの、決して「劇的」ではありません。
まず、
・恋愛沙汰は全く登場しないこと
・女性にからかわれた噺はあるものの、その女性は「老婆」であること
・ティルは幾度か絞首刑にあいかけるが、都度巧みに逃れ、最後は「安楽に」死ぬこと
・かつ、「糞」の出てくる噺が非常に多いこと(中世の禁忌に起因する)
・ティルは「庶民」ではなく、「非人」、流浪者として描かれており、
それゆえ中世の身分制度の急所を突いた悪戯を繰り返し得る性格を持っており、まさにこのことが人々の間で彼の物語の人気が保たれる要因になっていることといった特徴が見られます。
フンパーディンクが素材にした「ヘンゼルとグレーテル」等の一連のメルヘンオペラの題材とは似ても似つきませんし、ワーグナーの「指輪」のような壮大なスケールを持たせることも不可能な作品だったことが、シュトラウスをして「オペラ化」を諦めさせた決定的な要因になっているものと思われます。

次に、シュトラウスが取り上げた「悪戯話」には、原話からとったらしいものと、シュトラウスの創作によったオリジナルが入り組んでいます。
以下、原話のあるものは原話の番号を記します。シュトラウスの捜索したと思われる項目はオリジナルと記します。
(番号は阿部謹也訳「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」による)

・市場を(馬で)荒らし回る:「馬で」はオリジナル。49,87など。
・ネズミの巣穴に隠れる:オリジナル。「馬の腹を割いてその中に入る」
話が原話25にある。
・聖職者に化けて説法する :31。
・騎士に変装する :オリジナル。
・若い女性を口説く:オリジナル。
・女性にバカにされる :67。ただし、相手は老婆。
・世間全体への復讐を誓う :オリジナル。
・学者に化けて難解な議論をする:28。
・絞首刑にされそうになり、逃れる :25,58。
・(絞首刑に処せられる) :オリジナル
なお、原話では、ティルは
・遺産(実は小石)を残し、病死する:94
のです。最後まで残った遺産を巡って、周りの人を大騒させるほどのいたずら者でした。
ティルは実在の人物だとも、架空の人物だともされ、正体がはっきりしませんが、「ティル」遺跡はドイツの各所にのこっているとのことです。

以上から伺われるように、シュトラウスは「ティル」の劇化に彼のオリジナルの挿話を作ったり、雰囲気の統一のために話を改変するなど、相当苦心をし、筋に「まとまり」を持たせることまでは出来ました。
が、この「まとまり」は到底「オペラ化」には役不足な、せいぜいオペレッタ的なものにとどまったのです。
「ならば、それよりは自分らしさを前面に出せる交響詩にしよう」
ある時点で、彼は決心したに違いありません。
交響詩なら、すでに彼は「優れた作品を書ける」ことを世間に認知されていました。
「ティル」発表までに、彼が作曲した交響詩は「マクベス」・「ドン・ファン」・「死と変容」の3作があり、「ティル」以後には「ツァラトゥストラ書く語りき」・「ドン・キホーテ」と、文学(「ツァラトゥストラ」も哲学書であるよりは一連の逸話集という趣を持ちます)という、「器楽だけの物語」路線を歩みます。ティル以後の3曲で劇的構成の制作に自信を深めたのでしょう、最後の交響詩「英雄の生涯」では文学を離れ(1899年)、1901年の「火の欠乏」を皮切りに、創作の比重を大きく「オペラ」に置いていくこととなります。


以上のような経緯を見ていく時、「ティル」はシュトラウスにとって「劇的構成」を真に成就した最初の、記念碑的な作品だとみなすことも可能でしょう。
従って、私たち、「ティル」を享受する側は、この曲を「歌を伴わないオペラ」として理解する必要に迫られます。
(「ツァラトゥストラ」・「ドン・キホーテ」についても同様のことが言えます。)
「第三帝国のR.シュトラウス」の著者、山田由美子さんは、元来スペイン文学の研究者なのだそうですが、あるオーケストラのプログラムに「ドン・キホーテ」原典とR.シュトラウスの交響詩の関係を解説するように求められ、調べていくうちに、シュトラウスが原典を深く読み込み、作曲に際し物語を厳選して適切な音楽を付していることに気がつき、それが「第三帝国のR.シュトラウス」執筆のきっかけに繋がっていったそうです。)
「ティル」は上で見た通り、原話を参照しながらも「物語」はシュトラウスが創作したものであり、「物語」を読み取るには、シュトラウスのコメントを参考に
・スコアから各種の動機を判別し、
・動機がシュトラウスのコメントした「物語」のどの部分に
 *どんなディナミークや表情記号で
 *動機の「原形」からどのように変化して
 用いられているかを観察し、
・そのうえでシュトラウスがイメージした「物語」を再構築する
という3段階の分析を経なければなりません。
1)に記した「筋書き」に、私の読み取った「動機」を、「動機」の性格に沿って名前を付けて併記しました。仮のものではありますが、もし「ティル」をお聴きになる時に、スコアをご覧になる参考になれば幸いです。



比較素材〜「R.シュトラウス直接体験」のある指揮者の演奏ばかりを選びました。
DVD:アート・オブ・コンダクティング
      作曲者自身の演奏の一部映像(ウィーン・フィル、1944年)
   :アート・オブ・コンダクティング2
      フルトヴェングラーの全曲演奏(ベルリン・フィル、1950年)
C D:Richart Strauss CONDUCTS Ein Heldenleben (DUTTON CDBP9737 自作自演集)
     ティルの演奏は1929年録音、ベルリン国立歌劇場管弦楽団(14分28秒)
    :L'Heritage de Richart Strauss LYS LYS291(自作自演集)
      ティルの演奏は1944年録音、ウィーンフィル(15分20秒)
    :Wilhelm Furtwaengler/Berliner Philharmoniker DeutshGramophon5枚組471 294-2
     ティルの演奏は1943年録音(14分57秒)
      [フルトヴェングラーとシュトラウスの接点については後述]
    :Clemens Krauss/Viennna Philharmonic TESTAMENT SBT1185
     (1951年、15分06秒) 併集〜ドン・キホーテ、ドン・ファン
     [クラウスはシュトラウスのオペラ「平和の日」の初演者、親交も深かった]
    :GREAT CONDUCTORS OF THE 20TH CENTURY:ERIHCH KLEIBER
      (EMI & DECCA 7423 5 75115 2 0)
    ティルの演奏は1953年録音、北ドイツ放送管弦楽団(13分34秒)
     [明確な記録を見いだしていないが、接点が何度もあったはず。]
    :Karl Boehm/Berliner Philharmoniker DeutshGramophon 459 243-2
      (1963年、15分12秒) 併集〜ツァラトゥストラ、ドン・ファン
    [ベームはシュトラウスのオペラ「ダフネ」の初演者、親交も深かった]
    :Herbert von Karajan/Berliner Philharmoniker DeutshGramophon 447 441-2
     (1973年、15分30秒) 併集〜ツァラトゥストラ、ドン・ファン他
     [カラヤンは「影のない女」上演でシュトラウスに絶賛を受けた
    :Rudlf Kempe/Staatskapelle Dresden (Richart Straus Orchestral Works Disc3)
      EMI 5 73614 2(9CD Box Set) (1975年、14分40秒)
      [ケンペはゲヴァントハウス首席オーボエ奏者としてシュトラウスの指揮に何度も接した]
    :Georg Solti/Berliner Philharmoniker デッカ ベスト100 UCCD-5042
     (1996年ライヴ、15分11秒)
      併集〜ツァラトゥストラ、7つのヴェールの踊り
     [ショルティはシュトラウス家に招待され「バラの騎士」解釈について教えを受けた]
         
参考素材:スコア〜音楽之友社OGT 228 2004年 第3刷 税抜1,100円
    :阿部謹也訳「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
      岩波文庫1990年、絶版)
    :「リヒャルト・シュトラウスの『実像』」音楽之友社 税抜2,500円
      日本リヒャルト・シュトラウス協会編 2003年のうち
      「シュトラウスの音楽の調性について」W.サヴァリッシュ
      「台詞のない芝居・・・シュトラウスの交響詩をめぐって」諸井誠

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2008年1月 2日 (水)

「のだめ」登場曲〜4,5日放映

今日、街の初売で、息子が4,5日放映の「のだめ」のムックを買いました。
娘の陰謀で原作から久しく遠ざけられている私には、話の展開は分かりません。
が、取り上げられる音楽作品に、二つ、嬉しい曲を見つけました。
明日には自宅に戻りますので、ひとつは、帰宅後、過去に綴った駄文を探してから、触れられれば触れます。

最も嬉しいのは、ハイドンの「ロンドン」が演奏されることです。
誰の作品なのかを知らずに初めて「ロンドン」が耳に入ってきたとき、私はてっきり思い込んでしまってました。
「これって、シューベルトか、その世代の人の音楽だよね」
・・・作曲当時、もう63歳になっていた人が作ったのだ、とは未だに信じられません。
上野樹里さんのインタビュー記事中に
「音楽の力はすごいですね。何百年も残っている音楽って本当にすばらしい。自分たちが一生懸命芝居しても、この音楽のすごさとか良さって伝えられるのかな。ちょっとでも伝えられたらいいな」
というのがあって、アマチュアのオーケストラをやっている自分も大いに反省させられているのですが・・・「ロンドン」という作品も、それを63歳で仕上げたハイドンという人の強い精神も、今回の「のだめ」から、少しでも視聴者のかたたちに認めて頂けることを、切に祈っています。

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2007年6月19日 (火)

のだめ#18〜やっと読めた (T_T)

ホントはモーツァルトの1774年作品第1弾に突っ込むはずだったのですが・・・(ランスロットさん、原稿は用意済みですので、今日はお許しを!)






のだめカンタービレ #18 (18)


Book

のだめカンタービレ #18 (18)


著者:二ノ宮 知子

販売元:講談社

発売日:2007/06/13

Amazon.co.jpで詳細を確認する

やっと買いました!
やっと・・・久しぶりに、読めました!(娘に渡す前にこっそり。)
JIROさん、蔑みの目で見ないで下さいね!

パリ編に入ってから、娘に独占・隠匿されて目にすることが出来なかったため、私にとってはもう「幻の作品」と化すところでした。

内容なんか、もう世の中にたくさんレヴューが出ているでしょうし、たぶん11巻か12巻あたりからは、17巻までずっと読む機会がなかったので、「その手のこと」は綴りません。

ついこの間の土曜日(2007年6月16日)、私どものアマチュアオーケストラ、東京ムジークフローで、声楽およびピアノとの合わせをやったばかりでして、別に「のだめ」第18巻にはそんな場面は一つもないのですが、
「ソロの厳しさ」
ということを切なく感じながら読みました。そのことを綴ってみます。

ストーリーの中で、オクレール先生の求める感性にも叶い、巻尾ではリサイタルを成功させる、「天然自然を決して失わない」のだめ、ですが、久しぶりに読んだ印象では、むしろ、悩む天才若手女性ピアニスト、Rinのほうに、現実を重ね合わせました。

かつて脚光を浴びたソリスト達が通った道を(コミックなのである意味抽象化されていますが)、Rinもたどっている。そのことに、胸がツンと来てしまいました。

天才として、あるいは有名コンクール優勝者として、一気に脚光を浴びる。
でも、苦しみはその後にやってくる。

「私は、私の音楽は、これで良いのか?」

その悩みを乗り越えられなかった人もいますし、乗り越えた人ももちろんいますが、再び沈んでしまったりもしていますし、「別に悩まなくてもいいジャン!」と思っているフシの人もいますし、さまざまではあります。
お耳になさった、あるいは本で読んだ、そんなエピソードの数々は、どなたもたくさん話題としてお持ちなのではないでしょうか?

精神的な悩みだけなら、まだ、いい。
先日共演して下さったブローテンさんのことを、ふと、思いました。
数日前、急に、原因不明のまま(食事の関係ではなさそうです)体調を崩されました。
当日、本番前の練習をキャンセルして、出来るだけ体調の回復と維持に努めました。
それでも、正直言いまして、本番でのブローテンさんは、過去にお聴き出来た、あるいはまだ来日したばかりのときに一緒に合わせた際の力強さと冷静さを持った、本来は百パーセント超人、と誰もが感じるはずの演奏が、実現出来ませんでした。
聴衆には、しかし、演奏者の状態が百パーセントだろうが1パーセントだろうが、何の関係もありません。
そのことを十分承知で、ブローテンさんは、自分があのとき出来た最高の演奏をしました。
普段ならばオーケストラを眺めわたし、ゆったり弾き始める彼が、そのゆとりも持ちませんでした。
顔面は、蒼白を通り越すほど、透けて見えるほど、とも言っていい色合いでした。

ベストどころか、ベターでもないことを、誰よりもよく悟っていたのは、彼ではないかと思います。
その証拠に、打ち上げで「ひとこと」を求められても、ついに彼は何も語りませんでした。

「健康」には、常に予測のつかない落とし穴があります。落とし穴を用意している悪魔がいる。

悪魔から逃れるために、体が資本の音楽家、特に楽器そのものを単独で演奏しなければならないソリストは、一人で戦わなければならない、という大きな試練にさらされ続けています。
一生をソリストとして過ごす人は、なおさら、この孤独を味合わなければならない。

・・・ああ、「ウツ」だの「家内が死んで、友を失って、もうだめだ」
そんなことでくじけてしまっている自分が恥ずかしくもあります。
Rinに比べても私の例などは小さな話にすぎませんが・・・「のだめ」を読みつつ、今回は思わずこんな感慨に耽ってしまったのでありました。

だからって、ボカあやっぱり、ソロをやれる人たちのように強くはなれないなあ。。。
カアチャン死んだのも、Hさんがいなくなったのも、やっぱり克服出来るだけの精神力がありません。
つくづく、自分の弱さを見つめ直してしまいました。

なんだか、「のだめ」から離れたお話になってしまいました。ごめんなさい。

付)冷やかしたい方限定第3弾:でお茶を濁します。
3つ目に貰った課題は、「自分の覚えている最初の記憶を述べよ」でありました。
例によって、その私の答案を、Sift-jisのテキストファイルでアップしておきます。
「わけわかんねー」って、せいぜいコケにして頂ければ、望外の喜びであります!
「空の窓枠」っちゅう、わけの分かんないタイトルであります。もうちょっと直してから、と思ったけど、べつに、創作ってほどのもんではないですから。・・・そのうち直そう。

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2006年12月25日 (月)

のだめのいいとこ:最終回のはずだったが残念!(付:家内死去)

恐るべし、ノロウィルス!
恐るべし、日頃の行いの悪さ。

家内が昼に救急車で病院へ。
大事には至りませんでしたが、いま(22:30)やっと連れ帰って寝かせたところです。



付記:翌26日朝、家内が死去しました。大動脈隔離、という病名でした。
2時まで付き添っていましたが、「大丈夫だからもう寝な」と言われ、それでもと思いつつまどろんで、ふと気づいて、何故か時計を見ました。4時ちょうどでした。
家内は洗面所のところで、気絶した顔で倒れていました。
すぐ病院に運ばれましたが、6時に死去を確認しました。
臨終の言葉を受けて、初めて家内の顔が、にこやかになりました。
僕の永遠の神様になってしまいました。
(以後、連日記事を綴っていましたが、事情があって4月初旬に全部削除しました。せめてここに、事実を記し留めたく、2007年8月8日に綴りました。)


先週はからずも自分で予言した通り、
最終回については何も語れなくなってしまいました。。。(T_T)

乞う、詳細情報。我が家は録画が出来ません。。。(T_T) × 2。

せめて、国際フォーラム展示品からのしょぼい写真をアップして、名残を惜しみたいと思います。
安物ケータイのチンケな写真でゴメンナサイ。
しかも、バッテリー切れでこれしか写せなかった。。。(T_T) × 3。

のだめと千秋の衣装、小物
Nishou

千秋、恐怖の飛行機他
Nchiaki

ヴィエラ先生との写真
Nviera

手前が、ハリセンのハリセン、奥は首都レーゼマンの指揮棒とバッグ
この奥に真澄ちゃんのカツラとティンパニがあった。
Nharisen

プリごろ太のパペット。
フィギュアの方は撮影失敗。
Npurigoro

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2006年12月23日 (土)

臨時のだめ:のだめフェスティバル at 東京国際フォーラム

(今日はカタめのネタで行くはずだったんですが・・・)



Nodamefes息子のたっての要望で出かけました。自分までまんぐーすと一緒に写真に写ってニヤケてしまいました。
何考えてんだ、このオヤヂ!

「のだめフェスティバル」は今日が初日。
昼前に会場に行きましたが、特別なイベントもないので、空いていました。
午後になって人がだいぶ増えました。
アニメ「のだめカンタービレ」の予告編や、「プリごろ太」予告編(夏に公開!?・・・ウソですって。)が繰り返し映されています。

まんぐーすと写真を撮ったのは「丸ごとお絵描きコーナー」。撮れる時間が決まっていますので、会場で係の人に確認して下さい。遅い時刻になるほど長蛇の列でした。



楽器体験コーナー、というのがあるのですが、大人の方向けに平たく言いますと、YAMAHAの電子楽器デモブースだと思って頂ければ宜しいかと思います。体験できるのは、電子ドラム、電子ピアノ、サイレントヴァイオリン、サイレントチェロ、エレクトリックヴァイオリン(五弦・・・C、G、D、A、Eすなわちヴィオラからヴァイオリンまでの音域をカヴァー。ドラマの中で峰君が弾いていたのはこれだそうです。これさえあれば、ヴィオラパートはショスタコーヴィチも楽勝!と言いたいところですが・・・そのためにはスピーカーもいります!)・・・トランペットの音もしていましたが、息子が興味を示さず、電子ものかどうか確認出来ませんでした。YAMAHAでは最近、声を出すとそのままトランペットの音になる、という電子楽器も出していますから、それなのかなあ。

実は、みんな電子楽器ではなくて、ヴァイオリンやチェロなら木の、ラッパなら金属の「ホンモノ」を期待して行ったのですけれど・・・ま、そういうものではありませんので、これから行かれる方はご承知置き下さい、ということで。
※(12/24付記)島村楽器が、実物楽器のブースを出すそうで・・・今日行けばあったのかしらん?



小規模ですが一番おもしろいのは、ドラマで使った品々の展示コーナー。
ケータイで少し写真は撮ってきましたが、出かける方のためにはお楽しみにとっておくべきかと思いますので、掲載しません。有る物を報告するブログなんかもあるかもしれませんが。。。あ〜、迷うけど、言わずに置きます!


他のブースは基本はショッピングブースです。「のだめマート」は正面から見て右手は<のだめバッグ>などを売っており(ああ、バッグは高かった!2つも買わされた!イタかった!)、左手(出入口寄り)は新星堂の出店で、「のだめ」関連CD、書籍、音楽監修者の茂木さんの著作2点3冊、楽譜を販売しています。


真ん中は今日は休憩スペースで、電気ゴタツが2箇所ありました。電気につながっていないから、あったかくも何ともありません。ですが、うちのガキは変わりもんなので、そこに足を入れて10分以上もご満悦の静かな笑みをたたえておりました。。。この変わり者ぶりは、遺伝か?


以下、基本情報です。

日時:12月23日〜31日、毎日11:30〜22:00(31日のみ元旦3時まで)
会場:東京国際フォーラム展示ホール
最寄:JR山手線「有楽町」駅、東京メトロ・都営地下鉄「日比谷」駅(A2出口)

※会場へは、JRの線路沿いに行った方が分かりやすいです。
 有楽町駅の北側出口の右手にビックカメラがあります。
 ビックカメラの北側の大きな通りから行くと、会場がどこだか分からず
 迷います。(地下なので余計に分かりづらいです。)
※(12/24付記)東京駅からでも5分くらいで行けるんでしたね。
東京駅からなら、有楽町・日比谷方面からよりも分かりやすいでしょう。

飲食:7店出店。ただし、明日24日までは2店のみ(?)
※・・・パンフに誤植があり、他5店出店がが明日17:00からなのか明後日17:00からなのか分かりません。



イベント予定:
25日〜奥村愛&内海源太(STAGEA)コンサート>17:30〜
    武蔵野音楽大学金管五重奏>19:00〜、20:30〜
    オペラアリア・クリスマスソング>19:45〜、21:15〜

26日〜のだめカンタービレ杯>管楽器12:30〜、ピアノ17:00〜

27日〜同上(オーケストラ部門)15:00〜

28日〜国立音楽大学クラリネット・アンサンブル>17:30〜、18:15〜
    東京メトロポリタンブラスクィンテット>19:00〜、19:45〜
    rush!&下村真有美(D-DECK)コンサート>20:45〜

29日〜デュオ内田>17:30〜、19:45〜
    フルート・トリオ>18:15〜、20:30〜
    弦楽カルテット「Aqua」>19:00〜、21:15〜

30日〜のだめオーケストラ ピアノ&カルテット>15:00〜、20:30〜
    ※オーケストラの演奏ではなく、室内楽です。
    「カノン」コンサート>16:00〜、19:30〜
    SUEMITSU & THE SUEMITH>18:00〜

31日〜カウントダウンコンサート関係が13:00より盛りだくさん。
    23:30からのカウントダウンコンサートには、
    山下洋輔さん、指揮者:本名徹次さんが出演

他には28、29日に「キッズプログラム」というのがありますが、事前募集した子供さんと書道家さんが「書くって楽しい!」イベントを公開する、というものだそうです。

ということで、基本的には「のだめ」ファンの大人向けイベントということになりますね。

3時間もいましたので、疲れました・・・寝ます。

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2006年12月18日 (月)

のだめのいいとこ:10)Frei, aber froh !


のだめカンタービレ (9)

どんでん返しをちゃんと用意して、きっちり最終回に備えたエンド。
・・・あれえ、やっぱり、九州へは、行くんですねえ。。。
そうこなくっちゃ! ではあります。

原作の各場面を、人が演じるものならでは、に、よりリアルに転換する・・・
本を仕立てた人も、演出した人も、演じた人も、素晴らしい。

今まで私を除いて笑いっぱなしだった家族も、本日は家内だけはホロッときていたようでした。
のだめが、バスの中で鬼と化して譜面を指で追う場面が、それでした。

多賀谷彩子が「いい女」で、大人の恋の終わりかたを見せてくれた場面、
・・・娘は将来ちゃんと参考にするだろうか。。。
・・・いや、その前に、この父よりいい男に出会えるなんて、有り得るのだろうか!?

やっと出て来た紀之君、しっかり自己主張。

峰君、最高。ああ、自分の昔を見るようだった。。。

ナンテ。
(あれくらいカッコよくて思い切りが良かったら、ホントにいいオトコだったんでしょうけどね。)
瑛太さん、メイクのせいだけでなく、回が重なって、本当にお顔が変わりましたよね。
すごいことだなあ。。。

瀬川悠人とのだめのピアノ、弾き分けていらしたのは、やはり演奏者に脱帽でした。
上野樹里さんの演奏姿、迫真、などという言葉では尽くせなかった。
R☆Sオケのみなさんの涙も、素晴らしかった。
来週はもっと素晴らしいでしょう!

「自由に楽しくピアノを弾いて」〜何がいけなかったのか?
コンクールだから?
まわりのひとが勉強勉強って言うから?
・・・それとも?

きっと、みんなの涙が、来週その答えを僕たちにくれるに違いなかんべ!

サントリーホールにハズレてしまったワタシ。
もう他に言うことはございません。
最終回では何も語れないかもしれません。

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2006年12月11日 (月)

のだめのいいとこ:9)拭い去れない、それぞれの煩悩


のだめカンタービレ (8)

うーん。またもや、シナリオにしてやられた!

千秋はカニだけじゃなくてウニや「白い愛人」まで買ってしまうのか!
シュトレーゼマンが合コンしに来日か!
のだめが千秋を強烈に叱るのか!
ハリセンがあんなにいい男に変貌するのか!
しかも・・・瀬川悠人をのだめ幼時の「トラウマ」に利用してしまうとは!

残り回数の少なさによる脚色の難しさを「屁」ともしない、このホンの書き方
・・・この発想の方法論は、ぜひ学びたいです! 
いろんなことに活きるはず。

あいかわらず爆笑の我が一家。
私は、というと、実はもう、コンクールに取り組むのだめの場面になってからは
涙無しには見られませんでした。。。

シューベルトのあのソナタ、何度聴いてもいいですね。
音符への取り組み・・・
一音一音、ムダな音なんてないんだ。本当だ。
なのに、見えてこないことが多いのは、何故?
弾けるか弾けないか、ではないんですよね。
音符一つ一つにこもっている魂の、その輪郭が、未熟なままの私にはまだ見えないんだ。
薄ぼんやりと輪郭が見えた、と思って、手を伸ばしてみると、
でも、今度は掴むことが出来ないんだ。
見えること、掴むことを妨げようと立ちはだかるのが、
飛行機恐怖症でも、愛する人との心のすれちがいでも、瀬川悠人でも、
なんでもおんなじだ。。。

「ああ、見えるようになりたい、掴まえられるようになりたい。」
何度そんな煩悩に囚われたことか。
そして今でも抜け出せずにいるか。

痛感しました。
訳の分からないこと綴ってスミマセン。

いま日本で最も注目すべき作曲家の一人である権代敦彦さんに
「84000×0=0 for orchestra Op.88」
という作品があります。
84000は煩悩の数、0はそれをぬぐい去る大日如来を表現しているそうです。
故・岩城宏之さんの素晴らしい功績の一つである、
オーケストラ・アンサンブル金沢のコンポーザー・イン・レジデンス制から生まれた
なかなか素晴らしい作品です。
2005年のライヴが、ブラームスの第2交響曲との組み合わせでCDとなっています。
こちらを、今回の参考曲としてご紹介しておきます。

下記アフィリのCD併収です。



ブラームス:交響曲第2番

Music
ブラームス:交響曲第2番

アーティスト:オーケストラ・アンサンブル金沢

販売元:ワーナーミュージック・ジャパン

発売日:2005/04/27

Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2006年12月10日 (日)

のだめ)"Piano"別冊、税込1,000円!


ドラマ 「のだめカンタービレ」 ミュージックガイドブック 2006年 12月号 [雑誌]

もう読みましたか? ・・・とっくに読みましたか。。。(T_T)

おとといやっと見つけて、狂喜して買い帰ったのも束の間。
いつものコミック同様、ウチの鬼娘に取り上げられて、涙にくれておりました。
で、夜、鬼の寝てるまに・・・ああ、手に出来てよかった!
ドラマ前半までの写真なんですけれどね、どの写真も捨て難い。
(とくに「のだめ」の部屋、千秋の指揮姿。オケ全景の写真は真澄ちゃんがちょうど真ん中で見えない!YAMAHAさん、これはないでしょ!と、唯一のクレーム。黒木君がまだ出てこないのが残念)

真澄ちゃん役の小出恵介さんのポートレイト、真澄ちゃんとの落差があまりに激しくて(男っぽい!)仰天。タレント界に疎いと、こういう発見もたのしい。
でも、なによりいいのは、それぞれの意気込みや日常の心構えを読み取ることの出来る、役者さんや関係者の皆さんのインタヴュー記事。どれも素敵なお話です。とくに若い方のお話は、オヤジでも教訓受けることしきりです。
まだお手になさっていない方、これこそゲットの価値ある品ですヨ!

なお、この増刊号、後ろから開くと「夢色☆クラシック」になっています。シュトレーゼマン/千秋共演のラフマニノフのピンナップは必見!

インタヴューを受けている人のお名前のみ、以下、参考までに列挙します。
・上野樹里さん
・玉木宏さん
・竹中直人さん
・NAOTOさん
・茂木大輔さん
・外山啓介さん
・ジェイムズ・デプリーストさん
・服部隆之さん

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