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2010年8月29日 (日)

もうすこし

昨日今日ふと思ったこと。
あともうすこし、せめて十年、カカアが生き延びてくれていたら。

若い子と恋できるチャンスがまた正々堂々と巡ってくるんだからいいんじゃないか、というのとは、別の話である。

演奏会を終えて帰った娘が、夜中になんだか眠れなくなって、明け方になったらけっこう熱が高かった。結果的には、疲れから来た熱だった。
こういうときに、このオヤジは無力である。
さっきラジオの短歌番組で

<カップ麺に直火をしそうな親父に向かい、やめ、め、め、め、め、♬♬♬♬>
(特殊文字は十六分音符8個だったと思う)

というのがあった。これがよい、という人(若い女性)の感想が鋭かった。
「これって、作者のお母様がお父さまに何もさせていなかった、ってことですよね? 何もさせなかったところに、完璧な女性を見ます」
というのだった。
僕もカカアに何もさせられずにあまやかされた口である。娘にお粥も作ってやれなかった・・・作り方を知らないわけではない。作ることに信用がないし、自信もない。

義妹の夢に出て来たカカア、
「S(ウチの娘)に『これまで自分たちで頑張って来たのに、今更帰ってこられたって』って叱られたから、こっち(義妹の家)に来ちゃった」
とケロッとのたもうた由。
娘には少しはそういう気持ちがあるかも知れないなあ、でも、誰もそんなことは思っていないよ、と話した。

僕の嫁さんには代わりはありえる。
だけど、子供たちの母親に、代わりはあり得ない。
カカアに急にいなくなられたとき、真っ先に思ったのが
「子供たちに母親を!」
だった。それだけ、自分は冷静じゃなかった。もちろん完全な代わりを求めちゃいけないことくらいは理解していたので、入れ替わり立ち替わり、娘や息子を可愛がってくれる人と接してみたりしていた。そのうち、それって自分の恋愛みたいなのとは全く別感情だということも分かって来て、・・・というか、最初からそれは別だったのだけれど・・・それから今更みたいに
「そうだよ、母親に代われるひとなんて、そもそも存在しないんだよ」
と理解したのだから、バカである。

昼は、熱が下がった娘がパンを食べたがったので、おいしいパン屋さんでパンをスープに付けながら食べた。
夜は夜で、完全に平熱に戻ったので、カレーが食べたいというから作ろうかと言ったらお店のほうがいいと言われて、結局お店で食べさせた。ずっと寝てたんだから当然のごとく食べきれなくて、残った分は僕が貰った。それでも三分の二食べたから、よかった。

元気が出て、行きたかった会合に行けなかったことを残念がり、僕に
「ごめんね」
と言ってくれた。

明日は無事、友達と遊びに行けそうである。

もうすこし。
関東の子供たちの夏休みは、あと二日。
息子の昼飯の心配があと数日、若干残っている数学と、絵と作文の宿題が、残り二日で片付くか?

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