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2010年6月27日 (日)

うそかほんとか

息子が話しかけてくる、理屈っぽい話は、おもしろい。

「人のため、って、お父さん、どう思う?」
「どう思うって? まあ、まず、人間、自分のため、って思ってるはずだけどな」
「あ~、それそれ」
「なにが、それそれ、なのよ」
「だから、人のため、って言ってるのって、嘘っぽく聞こえるんだよ」
「いや、それだけだったら、嘘かどうか分からんよ。たださ、自分だったらどうか、自分はどうして欲しいか、がまず分かってなかったら、他の人がどうして欲しいのかも感じられないからな」
「どうして欲しいか分からないのに、その人のためになる、ってのがおかしいとおもわない?」
「おめえ、怖いこと言うなあ。その通りだと思うよ。人のため、人のため、ってだけ大声で言うようじゃあ、アヤシいよ。自分のためにやるんだ、ってでかい顔して、それが結局人のためになってる、ってのが筋ってもんだとは思うなあ・・・」
「うん、僕、間違ってなかったね」

・・・間違っていないかどうかは、分からない。

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2010年6月 2日 (水)

おいのさか

老境・・・だれにでもくる「悟りすましたとき」というイメージで使われることの多いことば。

もし意味がそれで合っているのだとしたら、現実にそんなものはあるのだろうか?

あるのは肉体の劣化だけであって、自分自身にこびりついた、感情の起伏としか善いようのない状態は、幾つになっても、幼稚な経験に頼ることを一生やめないのではないか?

僕は自分を子供たちより大人だと言い切ることは出来ないし、子供たちは自分を僕より子供だと信じていても、ふとした瞬間に、それを疑うこともあるだろう。

決まっているのは、どちらが先に生まれたか、以来、時はどのように流れたか、なる関係だけであって、またこの関係の中で誰が先に死を迎えてしまうか、にすぎず、それにより周囲の環境が異なるがゆえに、受ける苦しみ、味わう喜びが異なる、ということに過ぎないのではないか?

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