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2009年8月29日 (土)

倒れる人

このところ、会社で親しい人・世話になった人が相次いで倒れました。

最初は前の職場で社長を務めたあと退職したかた。カカアやウチに来てくれていたクリーニング屋のオジサンやオヤジと同じ、大動脈解離。カカアだけが心臓直下で剥がれたので即死状態だったのですが、オジサンとオヤジとこのかたは血管の破裂なので一命は取り留めました。オヤジにせよ元社長にせよ、もう年輩だから何かあってもという気はしたけれど、やっぱり可哀想なものは可哀想。3人ともなんとか助かったのでホッとしていました。

その矢先に、先日は58歳のかたがクモ膜下出血で急死。何年か前からスポーツクラブ常連でした。詳しいことは知らないのですが、亡くなる前日まで元気いっぱいだったそうです。最初にお目にかかった1回で僕を覚えて下さって、その後も顔を合わせると何かと声をかけて下さっていたかたでした。昨日がそのかたの葬儀でしたが、直接のご縁がなかったということで出席は遠慮しました。

一昨日は自分自身が会社の健康管理関係で「うつ」経過観察の面談だったのですが、そのフロアに、娘と同じ歳の息子さんがいる人がいるので訪ねていったら、朝に
「風邪をひいたみたいだ」
ということで休んだとのことで、不在でした。
昨日になって、その人が、僕の訪ねていった時刻の1時間あとに意識不明になって救急車で運ばれたって連絡が入った、と聞かされました。52歳か53歳か、です。
やっぱりクモ膜下出血だとのことで、今日になっても意識が戻らず、戻ったとしても
「社会復帰は無理」
というのが医師の見解だそうで。
とにかく一命を取り留めて欲しいと、いまは祈るばかりです。

大動脈解離の元社長は1ヶ月ほど意識がもうろうとしていて、しばらく訳の分からぬことを口走っているという状態でしたたが、奥様は気丈で明るく振る舞いながらも、保険の手続きや何やかやでは助け舟もなく、大変だったようです。

クモ膜下出血で亡くなった方はスポーツマンでした。
昨日倒れた人(Kさん)は、もともとそう丈夫ではないところもあったのですが、最近は親しい人には
「最近健康に自信があるんだ」
といったニュアンスのことをしきりに言っていたし、顔色も良かったのです。

「意識がなくなる前に、自覚症状がなかったのかねー」
「いやー、ウチのカカアのときは、職場に着くなり『寒気がする』って言ってたみたいだけど、それだけだったんですよ。病院に運ばれた時は血圧も心電図も正常で、お医者にも何にも分からなくて、入院も拒否されて」
「Kは、頭が痛い、って、自分で病院行ったらしいよ。で、帰って来て、ろれつが回らない、って言ってたんで、お嬢さん(大学生)が救急車を呼んだんだけど、クルマんなかで意識がなくなったんだって」

亡くなった方もKさんもウチのカカアも、共通するのは、倒れる数年前から妙に
「健康に自信があった」
ということ。これはよく記憶しておかなければならないでしょう。

「奥さんやお子さんが思ってくれるところは未だいいけどなー」
と、前日ギターのCDをいっぱい貸して下さった先輩が教えてくれた体験談。
「オレのまえいたとこでやっぱり急に倒れたヤツがいてさ、奥さんに連絡したら、『あんな家庭を顧みない男の面倒なんか見たくない』って。でさー、毎晩、オレらが交替で行ってやったんだよ。仕事一本槍だったのになー、可哀想になー」
・・・そういうケースもあります。

周りもこうして倒れだしたり、あたふたしたり、というのを間近に見ていると、単純に
「頑張って生きる」
という気構えだけではダメで、やっぱり「いざ」に備えて、子供たちが困らないで先へ進める為に必要なことを盛り込んだ遺言状でも書かないといかんなあ、と思いました。
ですが、民法で遵守を保証された僅かな項目(後見人と埋葬と財産に関わることだけ)以外は、拘束力はないんだよなぁ。
財産のない僕がどうあがいても、子供たちを守ってやれるような遺言状は作れない、ってことなんだよなぁ。

カカアの生前、半ば真面目に
「あたしたちの世代は50代まで生きられれば御の字、ってかんじだよねー。」
と二人して話していたのですけれど。
土曜の半ドンが無くなったころに働き始め、週休二日は名目だけで縁はなく、結婚生活を始めてから半分は、二人とも実質週休が1日でした。それも、子供がいるから休めたようなものでした。休む前日は9時頃まで仕事。それでも周りより帰りが早い方で、これも子供が防波堤になってくれたからではありました。独身時代は、少なくとも二十代の間は、どちらも「休日は月2日」・「帰宅は深夜しかもシラフ」でした。僕は営業職を離れて、カカアは担任を外れたり増員のおかげで、三十代になったころようやく、そういう状況から脱出したのです。僕は「うつ」のおかげを蒙って、今はだいぶ楽なペースでの仕事にしてもらえたが、カカアは死んだ年には職場の減員で、あれもこれも引き受けて来てしまうので、ハラハラさせられたもんでした。

暗然。

日本の失業率は過去最高。有効求人倍率は過去最低。


今週綴った記事

・釜山十二華さん、今年も24時間テレビに出演
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-01f4.html

・埼玉県大宮光陵高校管弦楽団第23回定期演奏会
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/23-8e27.html

・増井 一友さんリサイタル(クラシックギター)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-7de4.html

・素朴な疑問2:「音楽史」本はなぜ20世紀で・・・
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/20-8e78.html

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