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2009年6月20日 (土)

食べる

Yamatouchiharu蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル(バロックリュート&バロックヴァイオリン、ケルン在住)是非お出掛け下さい。
千歳(7月12日)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。
総合連絡先:スパティウム・ハルモニエ(電話050-5539-8845、mail:duo@angel.nifty.jp
HP:http://abe.hasumi.de/


阿部千春さんとフォルテピアノ奏者大井浩明さん共演のリサイタル(7月25日)
~若き天才作曲家が世に問うた「作品1」~
《モーツァルト:パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306》
(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)はリンク先、この演奏会への私の期待については「サヨナラ『古楽』」をご覧下さい。
連絡先:オフィス・アドック(電話:050-5532-5562、mail:office.adhoc@gmail.com
blog:http://ooipiano.exblog.jp/11686543/
アマチュアオーケストラ、東京ムジークフロー定期演奏会は6月28日(日)です。
ピースフル・コンサート越谷 ’09は、8月5日です。
自分の自由になる時間がいくらか多めにもてるのは、月曜日から水曜日までです。 木・金は娘のレッスンがありますから、私は娘の運転手です。 土日は、子供たちにつかまりっぱなしで、やりたい/やるべき作業は、つかまる合間にいたします。

でも、つかまりっぱなしの時間、というのが、案外面白くて楽しい。

父子家庭になって、家内の生前にはいつも抱いていた不安の一つは、逆に消えました。
「父親ってさあ、子供が中学生とか高校生になったら、もう口聞いてもらえないんだろうな」
それに対する家内の答え。
「まあ、世間一般、そんなもんだよ」
でも、我が家は父子家庭になったことで、有り難い例外にあずかることができるようになりました。

思春期ですから、つつみかくさずなにもかも、というわけにはいっていないのでしょうが、それでもあれこれ、学校の話題やら、その日面白かったこと、不愉快だったこと、感動したこと・・・まったくとめどもなく話しかけて来ます。オヤジが何かを忙しくやっていても、関係なしに、ポンポン話しかけて来ます。上の空で
「ふうん」
「はあん」
と返事していると、
「ねえ、ちゃんときいてるの!?」
と叱られますから、仕方なく、向こうが話し終わるまで、あたくしは謙虚に拝聴しなければなりません。(T_T)

とくに娘と私のスケジュールの噛み合い具合から、家での食事の支度も満足にいかない日もありまして、かわいそうといえばそれがかわいそうです。自ずと外食になってしまうからです。高くつくようでは財布が持ちませんから、安物食いになってしまうのが心配で、外食やむなしのときは、いちおう、最少限まっとうにお腹も一杯になり、栄養が極力偏らないように、ということだけは気をつけます。

などという背景はありますけれど、外食は一方でメリットもあって、席を向かい合わせにして、親子・姉弟で口喧嘩漫才が存分に出来ます。息子が話すことは、最初だけ聞くと「とんちんかん」なものが多いので、まず娘がツッコミを入れます。息子がなんとか姉に説明しようとするのですけれど、喋りは得意ではないので、意味不明な日本語になります。すかさず、だめ押しのツッコミを入れる、意地の悪い姉。その繰り返しを黙って愉快がって眺めておいて、ヒートアップ寸前くらいかな、と思ったところで、私の、ご両人への最終ツッコミとなります。
こうしているあいだは、さすがに、私も本を開いたりケータイを眺めたりはしないで、じっくり子供達の話を聞くことになります。父親は母親とは違って親同士のコミュニケーションの輪は基本はありませんし、娘の学校のPTA役員はかたちだけやっていますけれど、周りはおかあちゃんばっかりですから、会合があっても出る幕はありません。ですから、子供達とのこういう会話だけが、他所様を含め、子供達の状況をつかむ唯一のチャンスでもあります。

で、漫才の方は、今回特別記せるほどに面白おかしいものはこの一週間なかったのですけれど、昨日は
「魚をナマで食うのは、人間では日本人だけか」
なることを息子が言いだしたのがきっかけで、こんなふうに話が進展しました。
私:「北ヨーロッパの人なんかも食べるよ」
娘:「あのさ、漫画家の人で、自分ちの猫にお刺身取られそうになって、猫と戦った人がいるんだ」
・・・あのさ、なんで、猫の話にかわっちゃうの?
娘:「いちばんおいしそうなとこに、猫が、パッと手を出したんだって」
私:「それで、引っ張り合いでもやったの?」
娘:「そう。5分くらい」
私:「けっこう長いな」
娘:「長い戦いだったのよ。で、結局負けたんだってさ、キャハハ!」
私:「そうか、粘った猫も、人間の執念にはかなわなかったわけか」
娘:「違うよ。負けたの、漫画家さんのほう」
私:「あれま」
息:「えっとさ」
娘:「なんだよ」
息:「なんだっていいじゃないか、おめーにゃかんけーないんだよ」
・・・躾けが悪いもんですから (^^:
息:「刺身なんて食べ方するの、日本人だけだよね」
私:「ん? まーな。(自信は、ない)」
息:「刺身にする、って、調理だよね」
私:「んー。そういうことかな。(やっぱり、自信はない)」
娘:・・・難しい話には付いて来れないので、会話から退場。他に面倒な会話が間にあったけれど省略。
息:「調理って、するのは、人間だけかな?」
私:「うー、まー、そうだろなー(モズのはやにえとか、あるけどなー、ありゃ調理じゃあるまいし)」
息:「ってことは、調理しないと人間はものが食べられないから、やっぱり他の動物にはかなわないのかな」
・・・息子よ、これだけ頭が回るんだったら、頼むから、テスト、万年赤点はやめてくれ!
私:「いや、人間はさ、調理することで、食べられないものを減らして来たんだから」
息:「そうなの?」
私:「自然にあるものをとったり拾ったりして食べるだけだと、食べられるものの種類は限られちゃう」
息:「あ、っそうか。カズト(仲良しのニワトリ)は、食べられる草とか虫とか、種類が決まっちゃってるもんな」
私:「人間だとさ、そのまんま食べられないようなモンでも、毒のところを取ったり、煮たり焼いたりして、食べられるようにして来たの。それにさ、他の動物より歯が弱いから、そうしないと食べられない、ってこともあったんじゃないかと思うよ(と言いつつ、やっぱり自信なし)」
息:「なるほどねー」
娘:「あのさー、このヘンテコな歌さー、CDまで出ちゃったんだよ。バカだよねー」
・・・バカはおまえだ。
・・・でも、これで話が終わりに出来たんで、助かりましたよ、はい、感謝します。m(__)m

今週綴った記事
---楽器関係は詳しくはないので、本で知った程度のことですから、内容はこんなもんということでご容赦下さい。

・正式ご案内:蓮見岳人(やまと)・阿部千春デュオコンサート
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c067.html
 ※ 会場と連絡先をリストにしました。是非お出掛け下さいねー!

・「楽譜に忠実に」問題(1)L.Mozartによる基本文法
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/lmozart-1e97.html
 ※ うーん、ただ譜例を並べただけでございます。わけ分からん。

・「楽譜に忠実に」問題(0)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-1675.html

・リュートは美しい楽器です
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c389.html
 
・バロックヴァイオリン、ってなんだろう?
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-f158.html

・フォルテピアノ(シュタインモデル)のこと
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-4e2c.html

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