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2009年4月11日 (土)

アマチュアだから・・・

齋藤友美賀ヴァイオリンリサイタル(2009年4月28日、市ヶ谷にて)、是非お出掛け下さい。



思えば、四年間、なんで、こんなに夢中で綴ったかな・・・と、奇妙な気がします。

四年、という時間は、私の自己喪失、途中までの自己回復に当てられていた、という、極めて個人的なものですのに、そうなのです、こうした場に綴り続けるというのは、みっともない自分を、あえて晒しものにしていたことなのだなあ、と、いま、つくづく感じます。そして、そんなわがままを黙ってご許容下さっている沢山のお友達が、いまでは私にはいて下さる、ということを、しみじみ幸せに思います(勝手に浸ってゴメンナサイ)。

今はもういなくなりましたけれど、新宿駅の東口に、
「私の志」
と書いたおっきなカードを首から下げて、自家製の本を売っている子がいました。

ブログなんてものは、それと全く同じだと思います。

大きな本屋さんに置いてもらえるような書き物じゃない限りは、やがて泡沫となって消えて行くのです。

泡沫だ、と信じ込んでいたので、平気でさらけ出して来れたのだとも思います。

ところが、使っているプロバイダさんは、ブログを出版してあげる、だなんて商売も始めちゃって、
「???」
が脳ミソに点滅し出しているところです。

生活面や心情をブログにダイレクトに綴ることは、インターネットというものの性質が、どうやら私が始めた頃とは大きく変わってしまったために、パーソナルなものは閉じた世界の中にしまい込んでおかないとネット上では生存していけないという具合になって来ているらしく、そんなこともありますのでだいぶ減らしましたが、残る記事は、みんな、音楽を中心とした
「素人の好奇心のかたまり」
だけでして、これは絶対に本職さんのように真っ当な内容ではない。何故なら、私には専門のかたのように資料を駆使する環境もありませんし、仮にあったとしても、駆使の仕方の訓練を受けたわけではありませんから、ただ主観で好き勝手に綴って来ただけです。

ですが、熱心に読んで下さったかたの中には、だんだんに、あたかも、私の綴った中身が
「真っ当な」
ものであるかのように思って下さり(それ自体は感謝申し上げなければならないことです)、
「間違いはいつでもご指摘下さい」
とお断りしていても、なんだか、ブログ上の文字の塊が、塊として存在するだけで、私の気持ちとは反対に、なにか、心と心が直接触れ合う上では「壁」になってしまっていることもあるんじゃないかな、と・・・例を上げるほどにはその輪郭をつかんでいないのですが・・・そんなことを、最近は不審に思うようになって来ました。

これ、多分、自分が「血迷う思い」から抜け出しつつある、いい兆候なのかな、と、捉えてはいます。

知っている本では、たった一例、『ソクラテスの弁明』というやつだけが、
「あれまあ、ソクラテスさん、わざわざ自分が死ぬためにこんなこと言ってる!」
と、何回読んでもちっとも難しい理屈は理解できないままでいながら、この一事だけを強烈に訴えて来ます。
(ただし、虚構なのですが。)
他の本は、ご著者が「生きていく」ために書かれたものが殆どで、それらは人の価値観によって、読者にとっても「良い」ものであるか、「悪い」ものか、に二分されるのではないかと思います。

ブログは、泡沫です。やっぱり、本とは違うと思います。

毒にも薬にもならない。

ただ、閉じたコミュニティの中でだけ意味を持っている。
だから、そのなかで、限られた「私」が命を救われるだけのものです。
かつ、それで充分なものでもあります。
悲しいかな、開発者の意図とは違って、「双方向」的な享受のされかたは、日本では育ちませんでしたが。

それはともかく、本来、ブログなんちゅうものは、私の捉え得ている読者のかたが、私の骨を拾い切ってくれたら、あとにはきれいさっぱり、何も残らない。(もし他人様の骨を途中で拾ったら、それは限定的な、ブログの記事の綴り手である私という泡が存在し続けるうちは、それだけは一緒に存在し続ける・・・それとて、綴り手がいなくなれば消えるのでして、有り体に言えば、いいご供養なのだと思います。)

そうです、再び思えば、ずいぶんわがままをお許し頂いて来たし、これからも
「あたしゃ所詮アワですから!」
とわがままをしていくだけです、ゴメンナサイ。
(あ、オケの練習記録だけは、財産だと思っています・・・こいつはいつかはキチンと整理し直さなければいけません。)

ずっと前に

「アマチュアという言葉」
http://ken-hongou.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/amateur_0ef7.html

というのを綴りましたが、私はどこまで行っても何をやってもアマチュアです。
ですから、アマチュアであることを、もっと楽しめなければ、と、思っております。
それには、「わがまま」の仕方も、少し方向転換しなければつまらないよな、と、秘かに企む今日この頃ですが・・・もともとアイディアが貧弱なので、代わり映えしたことはちっとも思いつかず、ちと頭打ちです。

楽しまずんばこれ如何、ですよね。

泡の出る入浴剤をたっぷり入れて、泡がたたなくなるまで、おもろくするにはどうしたらいいか、今後ともお知恵をお貸し頂ければ、この上ない幸いです。

・・・しまった、思ったより長くなっちゃった。

重ねてまたまた、ゴメンナサイ。。。 (T_T)


今週綴った記事

・ヴェルディ「運命の力」:序曲と劇の関係
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-dd0a.html
 ※ 途中から漫談になっていますがお許し下さい。

・学習? 勉強? 自主的な楽しみ?
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-ff32.html
 ※ 楽しむための必須条件を考えてみました。
   ・・・考える能力がないのに!

・間に合わせネタです・・・楽譜を買えないときに!
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-2430.html
 ※ 前から存在は知っていたものの、プロさんに
   「ここに貴重な楽譜もアップされている」
   と教えて頂くまで利用をしていなかったんです。。。
   びっくり仰天でしたので、元ネタは自分の楽しみにとっておいて、
   ただ使い方だけをご紹介するというタチの悪い記事。

・ボケられてツッコメない・・・
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-9d7e.html
 ※ 大井浩明さん「フーガの技法」CDのご紹介

・ハイドン伝(ガイリンガーによる):0
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-70de.html
 ※ 私、英語も日本語もチャンと読めていないのに、
   この先を続けていけるのでしょうか?

・4月4日練習記録(TMF)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/tmf-ee5d.html

以上

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