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2009年2月13日 (金)

きうつ

人さまには極力そう見えないように振る舞っていますし、ものも綴っていますが、(それで、どうも勘違いもされてしまうようですが、2月も気候の変動が激しく、打ち明けますと、今日も上司に

「このまま私のような者が働いていていいのですか?意識が急に飛んで行って、それまで集中できていたのがウソのようになるんです。それを30分くらい、他所を徘徊して何とかごまかすしか手がないんです。」

と泣きつきました。

いまは経済情勢も経済情勢ですが、それとは関係なく、私の職場の仕事は昨年9月の保険業法改正以来(小規模ではあるものの、それに関係する仕事ではありますので)、誰も彼もが忙しい。
そんななかで、私は、日に必ず一度は、上のような状態に見舞われるのです。ひどい時は回数はもっと増えます。
それを了解してもらっているのは、今日相談した上司だけです。
ただし、もちろん、子供たちの進学が続く限りは平常勤務を装わなければなりませんから、内緒に、とはお願いしています。
ですので、当然、上のような行動は、同僚から見ればサボりにしか見えません。
・・・やはり、良心がとがめます。

「でもなあ」
私の勤務先は世間様の中ではまだマシな方で、産業医という人が相談に乗ってくれるのですが、私はこの産業医さんが、あまり信頼できません。で、そのことを上司も知っています。
「だから、仕方ない、デコボコが激しい時が大変なのは分かるけれど、それは誰にでもあることで、kenさんはその程度が人より強くなっているだけなんだよ。素人だから、僕にうまくは言えないけれど。だから、もう少し辛抱してみたらどうだい?」
そう言ってくれました。

来週末にカウンセリングを受けるので、今日は性急に結論を出さず、カウンセリングの結果でもう一度相談することにしました。

子供たちに心配もかけられませんし、稼ぎも確保しなければ、子供たちを夢の入り口にも立たせてやれませんから・・・少し冷静に戻って、まあ、ここは信頼する上司の言ってくれたことを力に、もう少し踏ん張ってみようかな、と思っております。

他にネタが思いつかなかったので、みっともないお話ですみません。
かつ、時々メールで励まして下さる方には、あらためて御礼申し上げます。


今週綴った記事
・YUIスクールライヴ再現! 場所は大宮光陵高校:日本テレ、2月17日(火)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/yui17-abd3.html
 ※ CMの回数が減ってソニーさんの苦戦も気になりますが・・・

・テンポ備忘録(聴き手のための楽典:番外)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-2e01.html
 ※ クヴァンツ、L.モーツァルト、バドゥラ=スコダのテンポ説明
   を引用しました。

・曲解音楽史54)オペラのイタリア
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/54-3b4b.html
 ※ 1600年に出版された史上初の3つの歌劇、聴いたことあります?
   ほんのちょっと、こちらでお聴き頂けます。

・チャイコフスキー「冬の日の幻想」から:好きな曲023
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/023-723c.html
 ※ 家内との思い出、学生時代の思い出が重なり合っての選曲

・アリストテレース『詩学』:(古代ギリシアの音楽観1)曲解音楽史番外
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-7705.html
 ※ イタリアバロックを考える上では古代ギリシアの音楽理論知識は
   欠かせません。ちょっと出し、でご紹介していきます。

・モーツァルト:「新たなる作品1」ヴァイオリンソナタ7曲(マンハイム-パリ)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/--6c1c.html
 ※ 2年半で、やっと22歳の彼にたどりついて半ばに達しました。
   遅いよ!

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コメント

Kenさま
いつも、ブログを拝読させていただいております、バロック音楽好きな者です。
なぜかKenさんのブログを見させていただきますと、元気がでるのです。なので、ひとことお礼をお伝えしたいと思いまして、書き込みをさせていただきております。ありがとうございます。

Kenさんとは違いますが・・・実は、昨年ある会社に入社したのですが、適応障害になり、それでもなんとか働かせていただいております。薬の副作用で眠気と集中力の低下に悩まされています。職場で働く周りの方々は真面目に働いているのに、自分はなんだかとても怠慢で申し訳なく思ってしまい、「こんな状態で働かせていただいていて、よいのだろうか」と思ってしまいます。でも、だからといって薬を飲まないと症状がでてしまい、それはそれで周りに迷惑をかけてしまうので、どうにもできない状態です。ですから、ほんの少し、Kenさんのおっしゃる「このまま私が働いていてよいのでしょうか」という言葉がわかる気がします。(勝手にわかった気になり、ごめんなさい。)でも私自身もどうしてよいものかわからず、の状態です。

お話が少々変わるのですが、私はKenさんと何度かお目にかかっておりまして、こちらは勝手にお姿を見るたびに、なんとはなしに嬉しい気持ちになっているんです。Kenさんの懸命な姿勢から、力をいただいているからです。(私の楽器はバイオリンの後ろのほうでして、見渡しがよい位置なのです)なので、本当に勝手なお話ですが、Kenさんのブログの世界、そして現実の世界でも、感謝の気持ちであふれています。ありがとうございます。

これからも、ブログ拝読させていただきます。そしてお会いできるのも楽しみにしております。私がこんなことをいうのも、大変おこがましいですが、少しでもよい方向にいけることを、願っております。

まとまりのない、変なコメントをどうかお許しください。

投稿: sternenhimmel | 2009年2月15日 (日) 19時31分

sternenhimmel さま

却って、有り難いコメントを頂き、赤面の至りです。

そうですか、お目にかかっている・・・何だか恥ずかしいお姿ばかりをお目にかけているのではないか、と、恐縮に存じます。

適応障害、感情障害は、他の人からは見えない世界ですし、職場が新しくていらっしゃるならなおさら(私などよりきっとかなり)大変でいらっしゃると思います。勤続が短いほど、人間性も理解しきってもらえていなかったり、休暇等で不利ですから。

眠気覚ましは、それでも、あまり無理になさらない方がよろしいかと存じます。お薬の継続で症状が少しでも安定なさっているようでしたら、いちおう、(もし話しても偏見を持たないような人であれば、という留保がつきますが)上長の方には薬の作用の件などはしっかり打ち明けておき、飴玉をなめて過ごす等すると、ほんのちょっと、ではありますが、まず「職場にひとり、少なくともsternenhimmelさんは薬でこうなるんだ」ということを知っている(理解、まで要求しなくていいのです、知ってもらえていれば結構充分だったりします)、そんな人がいざとなったらいるのだということで、凌げます。どうしても不安定になってしまう時も、その上長の方がご存知なら、話もしやすくなっていきます。

どうぞ、日常、それで何とかご無事にお過ごし下さいますように。

私のブログの内容など、およそ「筋が通っているんだか通っていないんだか分からない」シロモノですから、このようなお言葉を頂戴してしまうと、思わず涙がこぼれます。

心から感謝を申し上げます。

またお会いした時は、是非お気軽にお声がけ下さいね。

本当にありがとうございました。

投稿: ken | 2009年2月15日 (日) 23時26分

kenさん

体調はいかがですか?


今はおそらく、いろんなものが乱調になってしまう季節なのかもしれません。


自分自身、仕事との兼ね合いもあって、体調が次々と異変をきたしているので、不安な日々です。


自分で「できるはず」と思っていたもことも、
「自分」が原因で、前に進むこともできず、
目の前の生徒たち(前に申し上げましたが、私は
教員です・・・)に、十分に答えてやれない。

たぶん検査してもまたなにも出てこないで、
「気持ちの問題」といわれるかもしれません。


教室に行けば、元気な生徒たちを見て、「よし、本気でがんばろう!」と思うのですが、
熱や聴力の異常には、やはり最近勝てません。
そろそろ、こういう体力勝負の仕事は、限界なのだろうか・・・、と弱気になる今日この頃です。

すいません、つい愚痴ってしまいました。

でも、kenさん。
kenさんの「歌合せ」の記事、拝読しました。
すっかり遅くなってしまったのです。私のほうからリクエストしておいて、ほんとうにすいません!

しかし、歌合せの世界は、かつての芸術家が、どのような背景をもって和歌を作っていたのか、
知れば知るほど、「知らなきゃいけないなぁ!」
という世界ですね。

歌合せの現実を知らなければ、
作品のリアリティもあったものではないのだな
という思いを強くするばかりです。

歌人が直面していた、政治的な歌合せの世界の詳細を知ると、
芸術家と背中合わせにあったものを確認することができます。

歌合せで負けたことで病の床に伏し、やがては絶え入る歌人も
いたといいますけど、
歌人は強烈な緊張感の中で、描くもの、描く手法などにおける
新しさを追究していったんですよね。
あの時代の和歌の作家個人における進歩は、ほかと比べると大変目覚しい時代のうちの一つです。

中世も近代以降も、作り手の隣にあったものは、ひょっとしたら
それほど変わらなかったのかもしれません。

kenさんのブログのおかげで、私自身、実際に
多くの広がりを心のうちにもつことができます。
週末はとても楽しみです。

そして、kenさんのブログにある「歌合せ」の事実も、生徒たちに伝えます。
芸術家って、なにか、真剣に生きるって何か考えるきっかけになりますよね。
深い畏敬の念をもって、芸術に接する人になってほしいもんです。

人間の「深淵」のようなものへの共感をする場を提供できれば、
また彼らの中にある種の「広がり」もできてくるでしょう。


直接kenさんのブログの内容をコピーすることは
ありませんが、kenさんのブログを紹介することは
あろうかと思います。

kenさん、よろしいですか?


あと、体調はだましだましいきましょう。
お互いに。

あせっていいことはありません。

私とkenさんは、おそらく、
いいことも100、悪いことも100感じてしまう人種なのかもしれません。

中沢新一の本で、宮沢賢治の「春と修羅」についてかかれたものがありました。
うろ覚え(だって10年以上前・・・)で申し訳ないのですが、
つまりは、美しい春には、混沌が背景にある、と。
タナトスやらエロスやら、大地の奥にあるあらゆるものを、大地が「春」という形で形成するのだ、という解釈でした。

植物や自然のものよりも、私たち人間の中にある「タナトス」は、より暗くていとわしいものだと自分は思います。自分も悩まされたことがあります。

お坊さんが言うように、けして人間は動物と一緒ではなく、少なくとも人間は苦しいときは苦しいと涙を震えて流すこともあろうと、
人間には他の種と違い「言語」がある、心のそこからそう思います。

ただし、一度その「春」というピュシスの中の混沌に身をゆだねてみると、
何か少し変わるような気がします。

「言語」をなくす、というのとはまた少し違うような気がします。
「言語」は自然と拮抗するものではない、という体験をすることになると思います。
それは「癒される」という表現に変えられているのかもしれませんが、少しまた違う気もしますし。

すいません、恐ろしく長いメールになりました。

またkenさんのブログ、続けて拝読させていただきます。


ただ、無理はしないでくださいネ。
自然も人間も「乱調」な季節なんですから。

自分は体調が少しよくなれば、公園でのんびりビールでも飲もうと思っています。

大宮公園の桜も、来月ですよ!

すばらしい花々の季節はもうすぐそこです。

投稿: n.n | 2009年2月20日 (金) 19時30分

nnさん、いつもありがとうございます。

お言葉に、お力を頂ける思いです。
かつ、ご症状、少しでも落ち着いていかれることを、心からお祈り申し上げます。

恥ずかしながら不調は続いておりまして(私の場合は、本文意記したとり、表には全く兆候が見えませんし、見せようともしていませんから、上司以外は程度に気づいていないのですが)、それでも周りに迷惑をかけるのが気詰まりで、実は上司から「短い期間でもすこしリセットの期間が持てるといいんだけれどな」と言ってもらえていましたが、躊躇しておりました。

ですが、本日のカウンセリングの結果、カウンセラーさんも上司と同じ意見でありましたので、数週間の休職を決意したところです。
不調とは言っても病気自体が悪化しているわけではないので、ほんとうに「リセット」が必要なんだろうし、しかも今回の「リセット」で、つい惰性で引きずってしまった<マイナスな面の思考>から抜け出すことが出来るかも知れませんので、思い切ってみます。
週明けにならないと、正式には決まらないのですが、休職期間を長引かせるつもりはありませんので、今日のうちに復職まで見据えて、職場の関係先には段取りを済ませて来ました。

教員の世界では、私のようにはいかないと思いますから、nnさんは大変なのだと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

こんなブログでもよろしければ、
・コメント部分は省略してコピーしていただくことは差支えありません。
・ご紹介頂くのは、大変にありがたいことです。が、生徒さんたちはこんなブログ、覗けば覗くほどアタマが「?」でいっぱいになりはしないかしら? それが気になります。

私もようやく半世紀を生きて来て、つくづく思うに、人生というのは、親から子へ、大人から小人たちへ、言葉では実感までは伝えられないもの、やはり経験して初めて分かってくるものなのですね。
ですが、そう気づくためには、子供たちは、あらかじめ大人や先哲の口や書き記したものから、「生きるとはどういうことか」を、なるべく多く聴いたり呼んだりして知っておいた方がいいことなのだ、という実感もあります。

私などの例は、ホンのささやかなものに過ぎませんが、それでも将来ある若い人たちのためにちょっとでも役に立てるような部分があるのでしたら、それを自由にお使い頂けることは、むしろ大変ありがたいことです。

感謝申し上げますと共に、上記のお申し出は喜んで了解させていただきます。

・・・娘の学校は大宮公園とはまるきり正反対の方向ですので、行くチャンスがあるかなあ?
でも、娘がまだ歩けもしない頃に、家内と3人で何度か出掛けた思い出もありますので、桜の盛りには私も訪ねたいなあ、と思います。

心から、感謝を込めて。

投稿: ken | 2009年2月21日 (土) 00時12分

notesトロンボーン奏者さんが出ているCM見ましたsign01
ネットの動画見ましたsign03
「泣ける歌」見ましたsign01sign03
トロンボーン奏者さんが出てると思ったら、感動したのとうれしいのとで泣いちゃいましたcrying
これからも活躍してほしいですclover

投稿: ご近所のSt.B奏者 | 2009年2月21日 (土) 21時25分

kenさん
お返事、ありがとうございます。
nnです。

授業の際、kenさんのブログ内容、紹介させていただきます。


そうですね、生徒たちには高度だなとは思いますが、
レベルの高いものにくいついて、なんとか理解に努める者も中にはいますので、やはり紹介してみたいと思います。
反応が今から楽しみです。

ところでkenさん、人生の休暇はあっていいんですよ。

申し訳ないなんて、そんなことおっしゃらず。
私だって、休むときにはえーい!って休んでしまいます。みんなそんなもんです。
大丈夫。

いいじゃないですかhappy01大切な時期です。

実は私も医者に休めといわれ、いや、そんなこと申し訳なくてできない!と休まずにいたら、
耳なんて一時的なものだったはずなのに、長引いてしまっているのですから・・・。

いいんですよ。
きっちり休んでしまいましょう。
ほんとうに自愛くださいね。


桜の前に梅の花です。
あの花の香りは、人を別世界に連れて行きます。
きっとそれにふさわしい言葉や音楽もあろうかと。

投稿: nn | 2009年2月22日 (日) 14時31分

ご近所のSt.B奏者さん
ありがとうございます。
娘には「コメント頂いたよー」と伝えてあります。
ブラバン、続けるかどうか迷っているお仲間もいるみたいで、勉強のことも考えるといろいろ悩んじゃう時期に、みんながそれぞれさしかかっているのだなあ、と感じます。

みんな悩んで大きくなって欲しい!

投稿: ken | 2009年2月24日 (火) 13時27分

nnさん、再々ありがとうございます。

生徒さんたちの反応で何か興味深いことがあったら、是非教えて下さい。特別なことよりも、一般的なことでなにかあるようだったら(まあ、私の綴っている記事のようなものに「一般的な」反応があるかどうか分かりませんが)、ああ、今のこのくらいの年齢層はこう感じてるんだな、それは僕らのその頃とどこが変化して、どこが変化していないんだな、ってことが分かるので、嬉しいものですから。

まあ、それは、その時に。

いつも、心から感謝しております。m(_ _)m

投稿: ken | 2009年2月24日 (火) 13時52分

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