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2008年5月 7日 (水)

ご紹介:「これで納得!よくわかる音楽用語の話」

完読してからご紹介するつもりでしたが、本日、体調不良のため、途中まで読んだところでのご紹介になってしまいます。ごめんなさい。(・・・読み終えていようが途中だろうが、あんまり変わらないか!)

これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶBookこれで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ


著者:関 孝弘,ラーゴ・マリアンジェラ

販売元:全音楽譜出版社
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娘の師匠に
「これ、面白いですよ!」
と勧められて手にしたのですが、確かに!でありました。

要は音楽用語の説明書の一種なんですけれど、変わり種中の変わり種です。
・・・というのも、「辞典」類ではつかめない語彙のニュアンスが、ひとつひとつ、感覚に直接訴える「エッセイ」として綴られている。
イタリアに長く在住したご主人と、イタリア人であるその奥様の共著ですから、記述がほんとうに活き活きしています。

読み終えた範囲でも、どれを選ぼうか、迷うくらいに面白い。

ですが、最初に登場する"Allegro(アッレーグロ)"の例が、何と言ってもご紹介には最適かと思いますので、一部抜粋します。

タクシーで先を急ぎたい二人連れのお客の会話と、それに対する運転手さんの反応です。

「ねえ、”速く”って、なんて言ったっけ?」
・・・というわけで、この二人、やっとの思いでアッレーグロにたどり着いたようです。
「運転手さん、アッレーグロ、アッレーグロ!!」
ところがこの運転手・・・二人がこんなに急いでいるのに、どこ吹く風。一向に速く走ろうとする気配すら見せません。
「そうか、もっと速くって言わなければダメなのね。ピュー・アッレーグロ!(もっと速く!)ピュー・アッレーグロ!」
すると運転手は歌いはじめたり笑ったり・・・。あなたは、ますますボルテージを上げ「モルト・アッレーグロ(すっごく速くぅ)!!!!」と絶叫します。ここまで言われると、さすがのイタリア人運転手も、あなたが置かれた状況に気づかないわけがありません。でも、勘違いしないでください。彼が気づくのは、あなたがとっても急いでいることではなく、あなたが自分に恋心を抱いているんじゃないか、ということです。・・・
実はアッレーグロには”速い”という意味はないのです。

じゃあ、なんなんだ?

続きは是非、本書をお手に取って楽しんでみて下さい。

本当は娘に買い与えるつもりで手にしたのですが、こんな調子で突拍子もなく話が展開するのについ引き込まれ、実は私が未だに抱え込んでいます!

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