« モーツァルト:早過ぎた登頂〜ハフナー・セレナードK.250&行進曲K.249 | トップページ | 「こっちが本物」と言える人は本物? »

2008年2月20日 (水)

番外:私はPTAの敵?

「帰宅したらインド音楽、行ってみるぞ!」
事前にはそう張り切って(?)いましたが・・・現実は厳しい。ダウンしました。
こういう音楽の、「現実版」のおかげさま、であります。

・J.Strauss II 「トリッチ・トラッチ」ポルカ〜言葉の意味は色のついたところにリンクしてあります。

(カルロス・クライバー/ウィーンフィル1992)



今日は息子の「進学説明会」でした。
義務教育の中学に上がるのだから、特別な内容はありませんでしたが、子供たちの体験授業の間に「思春期の子供への接し方」みたいな内容の講演を聴かされ、そのあとで今後の事務手続きの話、部活動の自由見学でした。

元々共稼ぎだったので、子供のこういう行事に行ったのは初めてではないのです。ダウンした原因は、説明会の内容にはありません。

行事に行くたびにうんざりさせられるのは、
「母親族ってのは、よってたかると、なんでうるさくて、つまらん会話しかせんのか!」
ということです。
講演や説明の合間に、何を喋ってるのかと思えば、
「もう塾に行かせてる?」・「選んでる最中なのよ」
みたいなことばかり。・・・試験の点取り対策だけのためのことしかやっていない「塾」なんぞに、なんで行かせにゃならんのか? 子供の勉強が分からなかったら塾に頼るのか? 親は一緒に勉強してやったりせんのか?
あとは、本当は心にもないだろう
「うちの子はお宅に比べるとさ、ほら、全然ダメでしょう?」・「あら、うちの方こそ」
みたいな、とりとめのない応酬。
・・・毒ガスを四方八方から浴びさせられたようでした。

見学に行った部活動の、生徒たちの様子も気になりました。運動部で、顧問の先生が何度も
「声出せ、声!」
と言っているのに、チャンと大きな声が出る子が一人もいない。
母親のいない息子に根性を付けるには良いかな、と思って覗いた運動部ですけれど・・・これじゃあなあ。。。

あれもこれもガックリ来て、帰宅するなり、寝込んでしまいました。夕飯のときだけ娘が起こしてくれ、そのあとまた眠って・・・気づいたらこの時間です(23:35)。

受験・進学は、夢をかなえるためには相応の努力は必要ではあるけれど、目標もなく「塾」しか念頭にない親たち、というのはずいぶん目の当たりにしてきました。基本的発想は私の子供時代から変わっていない。・・・でも、「塾」が乱立しているだけ、物理的環境は悪化している。かつ、受験で点を取るのは「勉強の本質」ではない。受験受験で国を滅ぼした代表例が旧中国諸王朝の科挙制度だったことを、カアチャンたちは学校の歴史で習っただけで、身につまされていないんです。

なんだかイヤになっちゃいました。

息子がその気だったら、お笑い本気で目指すなら、中学卒業したら即、浅草へ修行に行かせようかな?



出来事そのものについては伏せますが、あるとき、ある悩ましいことについて、私が子供の言ってくれたことをチカラにして、ある<大人>にモノを頼もうとしたら、
「子供を丸め込んで! 子供なんかに、何がわかるって言うんだ!」
と怒って拒絶されたました。
忘れられません。一生、忘れないでしょう。
子供の方が、よっぽど分かっていた。私がそのとき頼んだ中身は、私がまだ「こんなことを頼もうと思っているんだ」なんてひとことも子供に言いもせず、匂わせもしないうちに、たぶん、私の顔がよっぽど苦しげだったのでしょう、私の悩んでいることが何か、その内容まで子供の方が自分から察して、
「無理しないで、いまお父さんが思っている通りで良いよ」
と(もちろん、もっと具体的にですが)自主的に言ってくれたのでした。
ですから、その相手に頼んでみる決心をしたのです。

子供の方が「よく見えている」ことは、<大人>になってしまった連中より、遥かに率直で、理にかなっている場合が少なくありません。
「大人、子供の成れの果て」
であることが自覚出来てる人なら、そんなことはちゃんと承知出来るはずです。

・・・だから、子供の方が立派だ、と言いたいわけではないのはもちろんです。でも、その先まで言わなくても良いでしょう。ここまで読んで、私がなんて失礼なヤツなのかお分かりになった方には、用のない話ですから。

あーあ、明日は、引き続き、息子の小学校の、最後の「参観日」です。。。
雰囲気を思い浮かべるだけで気が重いなあ。
でも、行ってあげなくっちゃなあ。職場の人もOKしてくれているし。息子の小学校の締めくくりだし。

もう一回、ヨハン・シュトラウスさんのおチカラを借りておきましょう。。。

・今年の、プレートルの指揮したもの

|

« モーツァルト:早過ぎた登頂〜ハフナー・セレナードK.250&行進曲K.249 | トップページ | 「こっちが本物」と言える人は本物? »

コメント

塾の話、同感です。
といいながら昔は塾講師でだいぶお小遣い稼いだものですが。。。
小学生くらいの時期に一番よく効く学習は「読書」。
良質の書籍は、ストーリーのうちにさまざまな「知恵」を教えてくれます。
脳トレなんてしてる暇あったら本読め!

読書こそが窮極の脳トレと信じて止まない私でありました。

いま、浅草に芸人修行のシステムって残っているのかなあ。。。

投稿: キンキン@ダイコク堂 | 2008年2月21日 (木) 10時37分

キンキンさん、ありがとうございます!
いや、キンキンさんがお教えになる「塾」にでしたら、通わせます!
・・・って、もうそんなお仕事、なさてちないですものね。

「成績」しか目になくって、子供の「生きる目標」を一緒に見つめてあげられないようでは、親として失格なんだろうなあ、と思う毎日です。
じゃあ、方向付けをしてやることがいいのか、任せる方がいいのか、議論するのか・・・ケース分けしてみれば簡単な選択肢のように見えますけれど、いまいちばん悩むのは、「いったい、どれ?」ですね。

本は、息子が興味を持ったものは、多少難しそうでも手にさせますし、「この時期にもう幼すぎでは?」と思っても、それも敢て手にさせます。映画で笑いがとれた大物の本(チャップリンとかジャッキー・チェンとか)が好きかと思うと、虐待された猫を悼んだ本を読んでみたり・・・この子はこの子なりの精神の重なりをもっている。それを大事にした「読書」の手伝いを、さりげなくしてあげられれば、そのうち、彼なりに彼なりの答えを出すのかも知れませんね。

浅草のシステムは、9割9分、残っていないんだろうなあ、と思っていますが、企業組織の中で「芸人を育てる」というのは、個人的には好みではありません。
ですが、「口承芸能」の衰退は、西アジアでも進行しているというくらいですから・・・世界が「向き」を変えつつあるのでしょうか?

投稿: ken | 2008年2月21日 (木) 19時48分

ご無沙汰しております。
ウチも昨日、小学校生活最後の参観日でした。どちらの小学校でも同じですね。娘の学校は各学年一クラスで娘のクラスはたった18人しかいないので、教室の後ろ半分はガラガラなのに、教室の中に入って授業を真剣に見るのは3,4人。あとの方は廊下の窓から覗いたり、覗くならまだマシで、廊下で談笑したりしてらっしゃいます。1年生の頃から毎度のことです。しかも昨日は研究発表でして・・。子供たちが研究して自分で資料を作り、教壇に立って一生懸命発表しているのに、どうして教室に入って見てやらないのか・・??まったく理解不可能です。

そんなわけで、ウチは娘を4年生から進学塾に放り込み、私立中学に進学させます。最後の1年は、ほっんとに、勉強漬けで今は希望の中学に合格して親子共々腑抜け状態です。色んなことをガマンさせましたが、娘が塾大大好きで、最後まで楽しく通塾してくれたことが救いですね。

ところで、ご子息のお笑い修行ですが、大阪ではダメでしょうか・・一応本場??だし・・・。

投稿: あか | 2008年2月21日 (木) 22時38分

あかさん、ありがとうございます。

学校事情は地域地域で様々で・・・小学校の方は、幸い近頃はまだまともで、今日の父兄はみんな教室に入って、子供の発表を熱心に聞いていました。中学も、男の子だと、こちら方面では市立のほうが、(これでもまだ)モラルがいい。
家内の生前の頃は、荒れていましたからね・・・親がペチャクチャ喋っているような参観が続く世代は、やっぱりダメだ、と、家内はよく言っていました。それで、娘を急に私立にやりたくなったんでしょうね。

あかさんのように、早くから計画的に見通しを立てておくのは、良いことなのだと思います。・・・中学・高校で、是非、お子様が素晴らしい夢を見つけて下さいますように。

大阪・・・好きなんです!
いちばん可愛がってくれた伯父が大阪人で、学生の頃はよく遊びに行って、従兄と淀川の河原に布団を敷いて寝たりしました。
そんな伯父も体を壊してしまったし、従兄は関東勤務になってしまったので・・・息子をそこに放り出すのは、ちょっとまだ心配だけど、「本気」でお笑い目指す、と言い出したら、喜んで追い出してやりたいな!

投稿: honken | 2008年2月21日 (木) 23時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/95716/10649560

この記事へのトラックバック一覧です: 番外:私はPTAの敵?:

« モーツァルト:早過ぎた登頂〜ハフナー・セレナードK.250&行進曲K.249 | トップページ | 「こっちが本物」と言える人は本物? »