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2007年12月15日 (土)

「励まし」はむずかしい・・・

今朝、子供たちの2回目のインフルエンザ予防接種を受けてきました。
娘はそのあと、友達と連れ立って、部活動の後輩を冷やかしに。午後からは一人で志望校のコンサートに行くのですが、
「どこの駅で降りてどう行けばいいの?」
「一緒に行けば分かる」
「やだ、一緒には行かない」
で、地図と経路を印刷して渡したら、
「この電車の乗換駅、○○駅だよね」
「ばーか、こないだ行った時どう乗り換えた?」
「あ、そうだった」
「だから一緒に行こう、って言ってるんだ」
「だから、一緒に行くのはイヤなんだよ」
・・・なんだか「オー・マイキー」の一場面のような。。。

どっちにしたって、一緒には行けないのです。
午後には、私は明日の、家内の法要の準備でかけずり回らなければなりませんから。
それでも、(出来はよくはありませんが)自立心が確実に芽生えている10代半ばは、まだ心強い。

昼食はカップヌードルで済ませることにしていましたが、それを買いに行って帰って来てみると、息子の方は、だらだらとゲーム三昧。
4週間前に捻挫をして、せっかく1ヶ月習って身に付き始めた柔道を休むようになってからは、この調子です。
まわりも、散らかしっぱなし。

ほんとうは、私はこの子を叱れるような立派な父親でも何でもありません。
私自身が散らかしっぱなしですから。
そこは、でも、親の特権とばかりに怒鳴りつけました。

「ゲームばっかりやって、どう言うつもりなんだ!」
「・・・」
「ゲームのプロになるつもりなら、別に何にもいわない」
「ボクは、柔道を一生懸命やって、あとは映画でお笑いを・・・」
「なら、なんでゲームのことばっかり一生懸命なんだ。柔道を休んでいるあいだ、三船十段のDVDも研究するって言うから買ったし、<姿三四郎>も買った。でも、ちっとも研究してなかったよな」
「・・・うん」
「お笑いを本気で研究するって言うけど、いつも見て笑ってばっかりで、見終わるとDVDはその辺にぶん投げっ放し。で、お笑いの何が分かるの?」
「・・・何にも」
「大事に思うんだったら、まず片付けろ。研究するものは本気で見ろ。」
「ごめんなさい」
涙、ぽろぽろ。
「あんたが末は大博士になりたいって言うんだったら一生懸命勉強してT大行かなきゃないかも知れないから、それだったらそう言うふうに応援をする。でも、映画を、って言うんだったら、映画が出来るように応援する。おとうさんは好きじゃないけど、もしボクサーとかプロレスラーになるって言うんなら、仕方ないからそれでもそのための応援を一生懸命する(ファンの方、ごめんなさい)。泥棒するとか人をけがさせたり殺したりするって言うんじゃなければ何でも応援する。お金はないから出来る応援はそんなにないかも知れない。でも、反対、ってだけは絶対に言わない。夢中で目指せることを見つけてくれることのほうが、おとうさんには、いま<ごめんなさい>って言ってもらえるよりずっと嬉しい」

・・・こうやって綴ってみると、よくもこんなに偉そうなことがいえたものだと思います。

あまりに偉そうだから、これは<自戒>になると思いましたので、記しておきます。

息子はこのあと、何を思ったか、和室と居間に丁寧に掃除機をかけてくれました。

自分がこの年齢になっても出来ていない無茶を、ずっと年少の息子にさんざん言って、可哀想なことをしたかな。

言った中身も、中島義道あたりがみたら「嫌いなヤツ」の一人に入れてもらえそうな内容です。

でも・・・私が今出会いたいのは、表がいくら埃や泥にまみれていても、中身が掛け値無しに無垢で一途な、「愛する心」です。
せめて子供たちが自分の中にそう言うものを見いだしてくれるように・・・とは思っても、どう励ませばいいのかは、とても難しいな、と実感しました。

私自身が私をどう励ましたらいいのかも、よく分かりません。
明日が過ぎて、せめて私が「腑抜け」になりませんように。

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