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2007年6月19日 (火)

のだめ#18〜やっと読めた (T_T)

ホントはモーツァルトの1774年作品第1弾に突っ込むはずだったのですが・・・(ランスロットさん、原稿は用意済みですので、今日はお許しを!)






のだめカンタービレ #18 (18)


Book

のだめカンタービレ #18 (18)


著者:二ノ宮 知子

販売元:講談社

発売日:2007/06/13

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やっと買いました!
やっと・・・久しぶりに、読めました!(娘に渡す前にこっそり。)
JIROさん、蔑みの目で見ないで下さいね!

パリ編に入ってから、娘に独占・隠匿されて目にすることが出来なかったため、私にとってはもう「幻の作品」と化すところでした。

内容なんか、もう世の中にたくさんレヴューが出ているでしょうし、たぶん11巻か12巻あたりからは、17巻までずっと読む機会がなかったので、「その手のこと」は綴りません。

ついこの間の土曜日(2007年6月16日)、私どものアマチュアオーケストラ、東京ムジークフローで、声楽およびピアノとの合わせをやったばかりでして、別に「のだめ」第18巻にはそんな場面は一つもないのですが、
「ソロの厳しさ」
ということを切なく感じながら読みました。そのことを綴ってみます。

ストーリーの中で、オクレール先生の求める感性にも叶い、巻尾ではリサイタルを成功させる、「天然自然を決して失わない」のだめ、ですが、久しぶりに読んだ印象では、むしろ、悩む天才若手女性ピアニスト、Rinのほうに、現実を重ね合わせました。

かつて脚光を浴びたソリスト達が通った道を(コミックなのである意味抽象化されていますが)、Rinもたどっている。そのことに、胸がツンと来てしまいました。

天才として、あるいは有名コンクール優勝者として、一気に脚光を浴びる。
でも、苦しみはその後にやってくる。

「私は、私の音楽は、これで良いのか?」

その悩みを乗り越えられなかった人もいますし、乗り越えた人ももちろんいますが、再び沈んでしまったりもしていますし、「別に悩まなくてもいいジャン!」と思っているフシの人もいますし、さまざまではあります。
お耳になさった、あるいは本で読んだ、そんなエピソードの数々は、どなたもたくさん話題としてお持ちなのではないでしょうか?

精神的な悩みだけなら、まだ、いい。
先日共演して下さったブローテンさんのことを、ふと、思いました。
数日前、急に、原因不明のまま(食事の関係ではなさそうです)体調を崩されました。
当日、本番前の練習をキャンセルして、出来るだけ体調の回復と維持に努めました。
それでも、正直言いまして、本番でのブローテンさんは、過去にお聴き出来た、あるいはまだ来日したばかりのときに一緒に合わせた際の力強さと冷静さを持った、本来は百パーセント超人、と誰もが感じるはずの演奏が、実現出来ませんでした。
聴衆には、しかし、演奏者の状態が百パーセントだろうが1パーセントだろうが、何の関係もありません。
そのことを十分承知で、ブローテンさんは、自分があのとき出来た最高の演奏をしました。
普段ならばオーケストラを眺めわたし、ゆったり弾き始める彼が、そのゆとりも持ちませんでした。
顔面は、蒼白を通り越すほど、透けて見えるほど、とも言っていい色合いでした。

ベストどころか、ベターでもないことを、誰よりもよく悟っていたのは、彼ではないかと思います。
その証拠に、打ち上げで「ひとこと」を求められても、ついに彼は何も語りませんでした。

「健康」には、常に予測のつかない落とし穴があります。落とし穴を用意している悪魔がいる。

悪魔から逃れるために、体が資本の音楽家、特に楽器そのものを単独で演奏しなければならないソリストは、一人で戦わなければならない、という大きな試練にさらされ続けています。
一生をソリストとして過ごす人は、なおさら、この孤独を味合わなければならない。

・・・ああ、「ウツ」だの「家内が死んで、友を失って、もうだめだ」
そんなことでくじけてしまっている自分が恥ずかしくもあります。
Rinに比べても私の例などは小さな話にすぎませんが・・・「のだめ」を読みつつ、今回は思わずこんな感慨に耽ってしまったのでありました。

だからって、ボカあやっぱり、ソロをやれる人たちのように強くはなれないなあ。。。
カアチャン死んだのも、Hさんがいなくなったのも、やっぱり克服出来るだけの精神力がありません。
つくづく、自分の弱さを見つめ直してしまいました。

なんだか、「のだめ」から離れたお話になってしまいました。ごめんなさい。

付)冷やかしたい方限定第3弾:でお茶を濁します。
3つ目に貰った課題は、「自分の覚えている最初の記憶を述べよ」でありました。
例によって、その私の答案を、Sift-jisのテキストファイルでアップしておきます。
「わけわかんねー」って、せいぜいコケにして頂ければ、望外の喜びであります!
「空の窓枠」っちゅう、わけの分かんないタイトルであります。もうちょっと直してから、と思ったけど、べつに、創作ってほどのもんではないですから。・・・そのうち直そう。

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「祝!! のだめ初サロンコンサート開催決定!!」 「祝!千秋、ヴィエラ先生と再會!」 「祝!孫Rui、迷ひからの復活」 [続きを読む]

受信: 2007年6月19日 (火) 22時13分

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