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2007年6月11日 (月)

ピッチの問題:6月9・10日練習記録に代えて

私の所属する東京ムジークフローの定期演奏会(6月16日、杉並公会堂)について掲載しました。リンクご参照の上、是非おいで下さい。


5月24日急逝した当団名オーボエ奏者Hさんの昨年の名演を、こちらでお聴きになって下さい。

2日間、ソリストとの合わせ、お疲れさまでした。
本当に、疲れたでしょう? 私も夕べは即、伸びました。子供も家事もほったらかして寝ちゃって、気づいたら朝の五時になっていました。子供らは子供らで自分のことは自分で片付けていたのを、いま一通り確かめて、
「ああ、やばかったけど、よかったわい」
と、胸をなでおろしおろしているところです。
で、この記事を綴り終わったら風呂に入ります!

これまでの練習について、録音で再確認した印象のこと以上に積み重ねるものは、何もありません。
したがって、お財布スッカラカンの覚悟も、変わりません。。。
・・・いや、既にスッカラカンなので、本番翌日までに夜逃げの準備をしておきます!

それはさておき、私たちのオケのピッチ(音律、ではなく)は、だいたいAが442で、常に合わせています。
練習会場も、場所を問わず、ピアノの調律ではAは442らしいことも、今回は3カ所使ったので、改めて確認出来たので、よかったと思います。
ですが、基本ピッチを442でとって、そのまま演奏しているオーケストラは、少なくとも日本ではプロ・アマチュアを問わず、そんなになさそうです。
前からそんな印象は持っていたのですが、昨日、ある低音楽器担当のかたとお話しして、
「やっぱりそうか」
と思いました。だいたい444〜445くらい、なのですかね。
442というピッチでは音色が暗く感じます。ですので、うち(TMF)の音色は、他さんを聴いたあとでは暗めに聞こえているはずです。
・・・でも、ホールのピアノが442で調節してあるのに、ピアノ協奏曲の時だけピッチを下げる、などという対応が本当に出来る力は、すくなくともウチにはありません。他さんはあるのかもしれませんが、ウチは無理です。
昨日のお話では、
「製造国に比べて日本は気温も湿度も高いので、想定ピッチより上がってしまうんでしょうねえ」
とのことで、なるほど、そのとおりだなあ、と思っているのですが、であれば、この点に対する配慮をどれだけ繊細に行えるか、により私たち演奏者自身の「耳」も問われることになります。・・・それだけ厳しいお客様も、チャンといらっしゃるに違いありません。
参考の為に、以上、こちらに記しておきます。
ここから何かお考えになって頂けることがあれば幸いです。
協奏曲はもちろんですが、20世紀の交響曲でも、演奏中に知らぬ間にピッチが上昇するのはよくあることで、それで演奏が華々しくなった、と喜ぶ人も多いのですが・・・私は嬉しくないな。
私一人の話だったら、まあ、こんな話題、「ボツ」でも結構ではございますが。

あ〜あ、またまた余計なお世話を綴っちゃったかな。
まあ、読まない人は読まないから、大丈夫でしょ!(5:35)

付)大変いいコメントを頂戴しておりますので、末尾の「コメント」をクリックしてお読み頂ければ幸いです。

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コメント

きっちり読んでますよ(^^;

例のA、ああ言ったモノの気になったので自宅でクールダウンがてら確認してみました。
いつもどおりだと443…しかして、昨日の指定で確認すると、439…う~ん、これいかに。
だれが有罪とか無罪とかは言いませんが、こういう時はチューバの立場は辛いですね。
直前のプレイを引き継ぐのは私だけなので、多数決の理論だと仕方ないのかもしれませんが…
(小声で、HrとCFgが低いのでは?というか正しい音程は誰?とだけ言っておきます。と、軽くストレス解消)

生産国でのピッチの癖は確かにあります。
だけどあの楽器、普通に金管アンサンブルでも吹奏楽でも、オケでも使って、ピッチに関して苦労したことはほとんどないので、問題はないはずです。TMFに関しても同様で、楽器自体に問題があれば例の箇所以外でも問題になるハズだと思うのですが、実際はそうでないので生産国うんぬんは、今回の問題とは違うとも考えます。

それこそ、全体的にピッチが高くて使えないのであれば「使えない楽器」になってしまいますね。

投稿: ばーちゅ | 2007年6月11日 (月) 10時48分

おお、ヤバイ! もとい、嬉しい!
そんなに低かったですか!
犯人が僕なら、逮捕して下さいね! あ、違う。チューニング気を付けます。
でも、おっしゃりたいところと僕のこの答えは、明らかにズレているのは承知しております。少なくとも問題の箇所の随分前の、弦だけのところでズルズルとピッチが下っているのでは・・・管側は打つ手無し!
困ったなあ。。。

投稿: ken | 2007年6月11日 (月) 11時53分

いえいえ…チューニングに関しては問題ないと思います。

そもそも、チューニングはある程度の確認作業にすぎないのでは…なぜなら、
・Aだけビタでも仕方ない
・楽器によりAでチューニングすることの向き不向きが存在する
・そのAも和声を成す場合はチューニングでのピッチは、むしろ否なことすらある

なので、最後は耳が全てかなと。。。
ただ、ピッチに関しては特に周囲でのコンセンサスが大切で、場合によっては「えっ!」というような領域に踏み込むことがままあります。

ただ、楽器…この場合管楽器といった方がいいのですが、よほどの明後日な音感でない限り、もっとも良い音がするスイートスポットは、正しい音程である事が殆どです。

あまりくどくなると言い訳がましくなるので、程ほどにしますが(^^; 全体的なピッチではなく例の箇所にものすごくマイノリティーを感じるのです。はい。

投稿: ばーちゅ | 2007年6月11日 (月) 12時19分

・・・おっしゃる通りです。
   異議なし。
   ナンテコメントには意義なし、かもしれず、身の縮む思いです、ハイ。

投稿: ken | 2007年6月11日 (月) 14時12分

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