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2007年3月18日 (日)

3月18日練習記録(弦分奏)〜管も参考にどうぞ

総会には参加出来ず申し訳ございませんでした。
管分奏について触れられません事も、併せてお詫び申し上げます。

弦はショスタコーヴィチ第5の第2楽章、第4楽章から抜き出して行ないました。
演奏上の参考となるご発言を頂いた方に感謝申し上げます。
・・・いいヒントはお互いに出し合って、というのは、大変に嬉しい事ですし、素晴らしい事です! それがとても幸せに感じられる分奏が出来ました。有り難く存じております。

ポイントのみ。管の方にも参考にして頂けると思います。
3月19日付記:不完全な引用で恐縮ですが、色のついた箇所にはムラヴィンスキー東京公演の際の該当箇所の音をリンクしました。
(細かくなるところ、たとえばスウィング感が欲しいナ、などとコメントした箇所は省きます。各自ご研究をお願い致します。)


全般
・大事なモチーフに入る前で、必ず前拍分の充分なブレスをとって下さい。1拍丸々ブレスの時間が必要なら、必要な時間分、充分なブレスをして下さい。ブレスが短いと、周りより先に入ってしまう事になり、アンサンブルを損ねます。演奏なさってみて、よくお分かり頂けたと思っておりますが、この件、忘れられがちなので・・・
<充分なブレスが必要>
・・・是非、しっかりご記憶下さい。


第2楽章
・練習番号48から54第1小節目まで(第1部 〜B前半)、および練習番号65から70第1小節目(第3部A〜B前半)までは、「同じ音楽(構造)」であることを、したがって後者は前者をピツィカートで演奏しているに過ぎない事、をご理解頂きました(読み、解釈の問題は度外視して、の話です)。
ですので、後者のピツィカートはディナミークはpとなっていますけれども、強い響きで演奏するように練習しておかなければなりません。pで、と考えると、弾(はじ)くスピード感を失い、前者と違う音楽になってしまいますが、これは演奏の仕上がりを損ないますので、この点、必ずご銘記下さい。


第4楽章
・練習番号103の4小節目からは、1拍目の裏から弦楽器はユニゾンでテーマです。はっきり入りなおす事になりますが、それだけではインパクトが不足しますので、ここから仲間に加わるコントラバスがフォルテ3つぶんくらいのつもりで大きく弾くと、バランスがよく、テーマの輪郭もはっきりします。よろしくお願い致します。

からは、音程の変化に気を取られず、「1、2、3、4」の拍のカウントをしっかり守る事に専念して下さい。音程の変化に気を取られてリズムが乱れると、ここで要求される、流れるように進んで行くための推進力が失われてしまいます。92小節(練習番号109の5小節目)で全員がぴったりとE音に吸い付くと、聴く人が「背筋がゾクッとくる!」演奏になります。
<練習番号109の5小節目で、全員が一斉に同じ音になる>
これがこのあたりの音楽の一つの山場です。くれぐれもご留意下さい。

の3小節目から(ホルンのソロの箇所)、ヴァイオリンはチェロとコントラバスの作っている和音を邪魔しないで下さい。弾くふりだけでもいいくらい、だと思っていて下さい。チェロとバスはお互いに聴きあって美しい和声を作って下さい・・・そうすればホルンのソロが「夕日を背負った英雄のように」吹いてくれるでしょう!

からのメロディ、ディナミークをpのつもりで弾いて下さい、と申し上げたらきれいになりましたよネ。かつ、ディナミークはそれでも充分フォルテになってしまっていましたよね。
<いいメロディにはメロディそのものに力がある>
ので、
<いいメロディを弾くときは思い入れをしない事>
が肝要です。本日ご経験頂いた通りです。

・・・この程度しかやりませんでした。応用の利く内容ではあるかと存じますので、今日の成果をご含味頂ければ幸いです。

第2楽章については「読み」をブログに掲載済みですが、構造の事と演奏上の心得とでは「読みなおし」も必要になりますので、本記事と「読み」を、どうかお読み比べになって、「演じ手」の台本としての「読み」をご自身の中で再構築なさってみて下さい。面白い発見があるはずですヨ。(23:10)

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