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2007年2月19日 (月)

コルンゴルト 神童の冒険

Korngold良く覗かせて頂くYASUさんのブログで、この作曲家の存在を知りました。
彼の伝記と代表作を1枚に収めた贅沢なDVDを見つけ、さっそく(数日かかりましたが)見てみました。

「コルンゴルト 神童の冒険-ポートレートとコンサート-」

これは、落としてはならない作曲家だ!
収録されたチェロ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲と2つのピアノ小品集からの4曲は、どれも美しい響きを持っています。

しかも、生誕110年、没後50年。
あわてて、『記念年リスト』に加えました。

彼の生涯、19歳で作った代表作オペラ『死の都』については、YASUさんの記事が大変分かりやすく、お奨めです。そちらを是非お読み下さい。

『死の都』は今の私には見るのが酷だろう、というYASUさんのご忠告で、先にこのポートレートに手を出しましたが、ドキュメンタリー、コンサートの演奏とも見事で、よい買い物をしました。

ドキュメンタリーでは、若年からの栄光と晩年の挫折の対照が私の心には強く響きました。
最後の場面でのアンネ・ゾフィー・フォン=オッターの歌唱も見事です。こちらは独立したDVDも出ています。

コンサートでの二つのコンチェルトの演奏は、ソリストがどちらも

「弦楽器はかく力を抜いて演奏するものである」

ことをよく体現していますから、奏者は参考にすべきです。ただし、チェロの方はとても美人さんなのに、時々何を思ってか額をシワシワにして弾いたりして、美貌を台無しにしています。音楽の主要な文脈とは関係のないところでそれをやってしまっているのが、少し残念です。歳を重ねて、そういう癖から脱したら、とてもいい独奏者になるでしょう。

指揮者ヒュー・ウルフ氏は某国の前首相K泉さんにソックリで、顔を見ていると面白い。

オーケストラ(フランクフルト放送響)の弦楽器が大映しになると、その楽器の出身地も何となく見えて来て、楽器好きの方にはそういう楽しみも提供してくれます。オーケストラの弦楽器は、見る限りボヘミア系が多いような気がします。ソリストは、チェロがフランスもの、ヴァイオリンがイタリアかな? 以上ははずれているかもしれませんので、まあ、見てのお楽しみとして下さい。

『死の都』と対をなす内容を持つ『ヘリオーネの奇跡』というオペラの存在も知りました。
これは映像が出ていませんが、CDがあります。いずれじっくり鑑賞してレポートしたいと存じます。

YASUさんに心から御礼申し上げます。

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コメント

私の記事がkenさんのようなセミプロ音楽家に引用されるとは面映い限りです。記念年ということもあり、私も最近はコルンゴルドにハマっています。アンネ・ゾフィー・フォン=オッターのDVDも昨日amazonに注文したら早くも本日発送との知らせを受け取りました。これで今週末の音楽鑑賞は決まりです。

kenさんも落ち着かれたら代表作「死の都」を是非じっくりと鑑賞されますように。

操作ミスでTBを2回送ってしまいました。お手数ですが一つは削除して下さい。
ではまた!

投稿: YASU47 | 2007年2月20日 (火) 22時25分

YASUさん、私がセミプロだなんて,とんでもありません!
私は永遠のアマチュアですし,それでいいと思っております。
そのかわり・・・いつも正真正銘正直なアマチュアでいたい。
そうしたヤツの胸に響くYASUさんの文が素晴らしいのです。
僭越にトラックバックなぞしてすみませんでした。
「死の都」は、私のこれからのためにも必須の作品になるはずだ,と確信しております。

投稿: ken | 2007年2月21日 (水) 00時16分

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昨年は生誕250年のモーツァルトに明け暮れた一年間でした。今年はぐっと地味にエー [続きを読む]

受信: 2007年2月20日 (火) 22時10分

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