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2007年1月22日 (月)

1月21日練習記録

思ったより早く練習に復帰出来、皆様にも感謝申し上げます。
子供らは子供ら同士4人で百貨店探検に行ったり、と、とても楽しかったようです。来週も行きたい、と、今から言ってくれています。

途中からの参加でしたし、曲の細々したことを云々する時期にも至っていないと思いますので、奏法上の問題について感じたこと、解決のヒントとして思いつくことを、各パートごとに手短にまとめておくことにします。

金管楽器:
僕らの少年時代には、ファーカスという人でしたか、「金管楽器を吹く人に」という本が最高の教科書でした。この本は今でも入手出来ますし、私もじっくり読み返そうかと思って暮れに入手したのですが、どさくさで行方不明です。どうしてもでてこなければまた買います。
さて、この本で述べていることの基本は、
「無理な力で口を引っ張ったアンブシュアは音域を狭める」
「喉が閉じる姿勢で吹くと、音量の幅が狭まる」
の、大きく2点であると記憶しています。
マウスピースのカップの浅い楽器ほど苦労するのですけれど、だからこそ一層、マウスピースの浅い楽器の人は、上の2つを良く承知していなければなりません。
トランペットにベルをあげてみて下さるようお願いしたのは、特に後者を体で知って欲しかったからです。音の変化に、ご自身がお気付き頂けていれば幸いです。
高音域がでにくい場合、アンブシュアをもう一度考え直して下さい。音色を聞かせて頂くに、ホルン・トランペットが特に、再考して頂く余地が多分にあるように感じております。
楽器本体を持たなければ出来ない、という類いの練習ではありません。
どうしても道具が必要なら、マウスピースだけで充分ですし、マウスピース無しでバズィングを練習しただけで大きな効果が上がるはずです。
・お口の脱力
・喉をまっすぐに保つ姿勢
を、どうか心がけてみて下さい。

木管楽器:
楽譜の要求するニュアンスをどう表現するか、について、楽器の都合で考えず、まず声に出して歌ってみることから始めてご覧になることが重要なのではないでしょか?
歌と大きく異なるのは、音程の変化を運指によって行なう点ですが、ともすれば指の動きに気を取られて歌を忘れたカナリヤさんになってしまっています。
木管楽器は原理的に、歌同様の息づかいがもっともしやすいといえます。
リードを使用する楽器は
「リードがいのち」
にとらわれやすい上に、出版されている木管の教本もリードのことばかりを強調しがちのような印象を受けています。
金管に比べれば、喉の閉じ、口の無理は生じにくいかと思いますが、如何せん、キーを押す手がリラックスしなければ口の方もリラックスしてくれません。
指と息という相容れない要素について、まずは「息優先」であるとの発想をお持ち下さるようお願い致したく存じます。

弦楽器:
弦楽器の生命線は、まずボーイング、すなわち右手です。
右手は、(右利き前提で申し上げますが)物をいたわること、慈しむことの出来る手です。
弾くことに夢中になると、それを忘れて力を入れすぎるため、結果としてイジメられる楽器は悲鳴しかあげてくれなくなります。
お子さんを優しく撫でた、その手の感触を思い出して下さい。
弓は、あくまで「慈しむ手」の延長でしかありません。特別な道具ではないのです。
これも、楽器を持たないで出来る練習を一つご紹介しておきましょう。
お風呂に入ったら、右手の手のひらで、お湯の表面をゆっくりと撫でて下さい。
お湯の表面に、波が立たないように、そっと撫でて下さい。
このとき、初めのうちは肩に力が入ってしまい、肩が筋肉痛になったりするかもしれません。
肩に力が入るうちは、いけません。
肩がリラックスした状態で、お湯の表面に波が立たないように撫でられる感覚が身につけば、それで、楽なボーイングのコツの最初の一歩に気付くことも出来ますし、現実に楽器を手にしたとき、右手の自由度が高くなっているのに気付いて嬉しくなると思います。
かつ、右手の感覚が分かってくると、ピチカートも
「あ、これじゃいけないんだ」
と分かってくると思います。
・・・この練習、私が就職したばかりで楽器を弾けなかった3年間に、菊地先生の弟さんに教えて頂いて効果が上がったものです。
コツは、
「優しい心を持つこと。人に対して、はもちろんのこと、あなたの手にしている楽器をも、思いやって下さい、ということ」
に尽きると思いますが、如何でしょうか?

・・・娘の宿題と、頼まれた編曲に付き合っているうちに、この時間(1時50分)です。いやはや。
(以上、30分で記す。)

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