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2006年11月27日 (月)

のだめのいいとこ)7:集中の条件

アマオケですが、私たちの演奏会が12月3日にあります(詳細はクリック!)。入場無料。是非お越しください!



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のだめカンタービレ (7)

原作第6巻の半分以上が時間の都合上ドラマにはできない、とのことで、いきなり第7巻のエピソードに突入。

どういう出来になるのか、と、楽しみでしたが、シナリオはどなたがなさっているのでしょう(タイトル中に出るのでしょうが、いつも見落とします)? 「さすが!」と唸らせられる素晴らしいまとまりでした。
原作をお読みの方にはご納得頂けると思うのですが、いかがでしょうか?

今日の場面中、印象深かったところ
・のだめの怒り・・・原作以上の迫力! のだめの幽霊化・・・原作以上の脱力感。

・のだめ、千秋の心の振幅が、実写画面ならではの深みがあったと思います。

・ハリセンの出番が増える、嬉しい予感。はまっちまったところのあの表情の素晴らしさ(原作第7巻70頁)。プリごろ太グッズでのだめをレッスン室へ入れるわなを仕掛けたところの、あの原作への忠実さ(同83頁)。

・コミックではR☆Sオーケストラ活動の匿名密告者に「->犯人」とさりげなく注意書きされているところを、伊武さんが演技でさりげなく表現していた!(同94頁)

・清良役の方、メンデルスゾーンのコンチェルトを弾く場面で、左手がまさに本物だった!黒木君のオーボエ、またしかり。

・峰君の気合い(原作第7巻107頁)。若々しい!
・・・オケのメンバーたちの今後も、とても楽しみになりました。

・なにより、千秋の指揮表現の進歩は、役者さんとして尊敬に値します。『アマデウス』の、モーツァルトやサリエリの指揮シーンと見比べて見て下さい!・・・「今日はもういい」と、ブラームスの練習をやめる場面へ持っていく必然性を、振り方からやめ方まで、随分お考えになった上で演技をお決めになったようにお見受けしました。ブラームスのスコアへの、突然熱情的に始まる書き込み、迫真感が非常に強く、じつは一番印象に残りました。

以下、能書き。というより、もう、殆ど訳の分からない戯言ですが、ご容赦下さい。

・役者さんというのは、「集中」の大切さについて、やはり熟知なさっているんだなあ、という感慨。
・シナリオ屋さんは、ドラマの盛り上げ方を知り尽くしているんだなあ・・・しかも、「のだめ」のシナリオは、原作では大きなウェイトを占めながらも、どうしても省略しなければならないエピソードがあるにもかかわらず、原作の味を損なわないだけでなく、更に引き立てていて、かなり驚かされます。

等々、今回まで来ると、ひたすらそのことに頭が下がる思いです。

プロだから?

テレビ番組になるシナリオ、それを演じる人達が、必ずしも今回の「のだめ」のような「集中」のもとに作られていないことは、私とは違ってドラマをよくご覧になる方、かつ「のだめ」原作をも大好きで読まれている方には、はっきりとお分かりになるのではないか、と、想像いたします。
質が低くても、それで稼げれば、「プロ」、というのが、日本の常識なんでしょう。
・・・そう思うと、自分自身の仕事の質が「プロ」なんだろうか、ということを、つい胸を当てて考えてしまわざるを得ません。仕事で稼いでいるのだから、仕事については「プロ」・・・そこまでは、間違っていないように思われます。

「プロ」という言葉が、良くないのかなあ、とも思いました。

稼ぎだけではない、他の面でも、私たちには自分に、自分たちに課したい、自分ができる限り高い質でやり遂げたいことが、「仕事」にはあるのではなかろうか?
「仕事」という言葉も、良くないかも知れません。
職場、作業場、アトリエ、スタジオ・・・そこに籠って何かに取り組んでいること・・・それは、稼ぎに結びつかなくても、語彙の本来の意味としては「仕事」に属するはずですが、こんにち、私たちはそんなことは忘れてしまっています。

亡くなった指揮者、ズデニェク・コシュラーさんが、私たちの大学オケを振りにいらしたとき、お酒の席で
「え、日本の音楽、アマチュア、っていう人達がいるの?」
と、随分怪訝そうになさっていたのが忘れられません。

たかが大学オケ、でした。
されど、大学オケ、だった。
みんな、音楽に集中していました。決して和気あいあいではありませんでした。毎日、同輩とケンカしているか、先輩に叱られているか、後輩になめられているか、後輩をなめていたか、でした。飲み会をやっても、「のだめ」にでてくるみたいな明るさとは無縁でした。
他のサークルから見たら
「あいつら、普段からあんなに仲が悪いのに、なんでいつも一緒に集まっているんだ?」
・・・もう、奇妙で仕方なかっただろうな。。。今にして、そう思います。

稼ぎには一銭もならなかった。おまけに、肝心の学業も、融通の利かない連中(私を含む)は「のだめ」以上に、サボりました。
でも、「質」は、いつも追及した。それだけが全員共有の精神でした。

社会人のアマチュアになると、「仕事の傍ら」という思いが、だれしも常にアタマの片隅にあって、そのくせやっぱり音楽が(音楽でなくてもいいのですが)好きだから、「仕事」もおろそかになる。
ここで言う「仕事」という言葉が、本来の仕事なんだろうか?

ちょっと、考えて見ませんか?

なんか、抹香臭くなってしまった・・・

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コメント

はじめまして♪
プロというのはほんとにすごいものですよね。
伊武さんの【匿名】や峰・清良の【結婚~】とか
二ノ宮さんの小ネタ(ホントに小さく描かれてますよね)
をココまで忠実にやられると脱帽です。
原作ファンの期待を裏切らない出来に涙です・・。
そしてこの音源・にも感動しております~♪

投稿: くろねこ(Shaberiba) | 2006年11月28日 (火) 11時20分

くろねこさん、コメントありがとうございました。
ご存知かもしれませんが、
音楽監修担当のお一人である茂木大輔さんのブログに、
撮影現場の苦心のありさまが時々掲載されます。
ご覧になってみていただけたら幸いです。

http://blogs.yahoo.co.jp/mogidaisuke

投稿: ken | 2006年11月28日 (火) 17時09分

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「新オケ始動!すれ違ふ戀に波亂の豫感!?」 [続きを読む]

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受信: 2006年12月15日 (金) 06時33分

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のだめカンタービレ、終わってしまいました・・・ もともとは漫画なんですね。結構、... [続きを読む]

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