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2006年9月26日 (火)

ワーグナー歌手スチュワート逝去

Thomasstewart
Thomas Stewart

アメリカのバリトンでワーグナー歌手として高い評価を受けていたトーマス・スチュワート氏が9月24日に78歳で逝去した由。本日のNew York Times webに出ていました(オレンジの部分で記事にリンク)。

日本ではなじみの薄い存在かも知れませんが、大歌手の一人だったと言っていいと思います。
彼はテキサスの貧しい生まれで、New York Times webの記事によれば
「太っていて、面倒いっぱいの子供だった」
ということですが、10歳の時、歌で人の注目を浴びることに目覚め、ジュリアードで勉強の後、1954年にR.シュトラウス「カプリッチョ」のアメリカ初演でオペラデヴュー、翌年に2歳年下の同窓生であるソプラノ歌手イヴリン・リアと結婚したそうです。
以降、彼はヨーロッパでも脚光を浴び、1993年の引退まで歌い続けた由。

クナッパーツブッシュ1964年の「パルジファル」でアンフォルタスを歌っており、またベーム「神々の黄昏」の歌手メンバーにも名を連ねていますから、
「ああ、あの声か!」
と思い当たって下さる方も多いかと思います。最近ではアンナ・モッフォの来日に合わせて発売されたグルック「アウリスのイフィゲニア」(表に明記されていませんがワーグナー版なのでご注意を)にも出演しています。

ご冥福をお祈り致します。


付記:産経ウェブに28日に載った訃報・・・シュワルツコップのときの日本紙も、こんな程度でしたが。。。外国の人だから、ではなく、日本人でも、音楽関係者の訃報は(流行歌手や歌謡曲の大!作曲家でもないかぎり)こんなものです。スチュワートさんの場合、この記事を読むと、「人生、ゴルフで終りヨ」ってな感じで、軽くていけません。まあ、載っただけ奇跡的です。

(以下、本文)
訃報
トーマス・スチュワート氏(米バリトン歌手)

ニューヨーク・タイムズ紙によると、24日、メリーランド州の自宅近くでゴルフをプレー中、心臓発作のため死去、78歳。
テキサス州生まれ。ワーグナーのオペラを中心に活躍し、パーセルの「ディドとエネアス」のエネアス役やR・シュトラウスの「サロメ」のヨカナーン役なども演じた。(共同)
(09/28 07:49)

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