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2006年8月19日 (土)

ルヴィエ「オーケストラ」

オーケストラの成立や発展について書いた本は何冊かありますが、オーケストラとはどんな必要から生まれ、何故楽器を増やしていき、20世紀には「新作」が減る一方となったのかついての、納得のいく記述は決して多くはありません。
私が青森で仕入れ、帰りの新幹線で読みふけったルヴィエ「オーケストラ」(文庫クセジュ703翻訳は1990年、おそらく1977年または78年の著)は、成立史に触れるところは僅かすぎるほどですが、19〜20世紀のオーケストラ事情については最も簡便ながら最も要領を得た著作です。フランスまたはフランスに関係の深い作品が中心になっているのは著者の経歴上やむをえませんが、メシアンやクセナキスの考え方にも触れており、20世紀後半の(商業音楽ではない)楽器法、管弦楽法のアイディアを知るには恰好の書です。ご一読下さい。


Book

オーケストラ


著者:アラン・ルヴィエ

販売元:白水社

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