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2006年6月 4日 (日)

ブルックナーの第3(9)

<ドキュメントから>
解析できることは以上です。。。足りないかも? 私の間違いの修正を含め、コメント頂ければありがたく存じます。

「校訂報告書」には、ブルックナーや周辺の人々が第3交響曲について残したドキュメントも豊富に掲載しています。
しかし、ほとんどが伝記的資料で、音楽上の理解の助けになるものは少数です(ドイツ語読めてないから、読み落としてるだけかなあ・・・)
でも、せっかくですから、面白いものを3点だけあげます。
(ダンスパーティをする豪邸の前で教会の葬儀の鐘を聞いた際の有名なエピソードの出所も明らかになっていますが、いろいろな本に載っていることですから掲載しません。【校訂報告書の資料48、428頁】)

冒頭がベートーヴェンの第9に似ている、ということは発表当初から話題になっていたようですが、評判が上がってからは「各楽章がそれぞれ誰の作品に似ている」などという話まで出てきました。それによると、
・第1楽章はベートーヴェンの第九に似ているがまぎれもなくブルックナーの音楽だ
・第3楽章もベートーヴェン的なユーモアを持っている
・第4楽章はシューマン的だ
等々となっています(1893年のある評論)。

クララ・シューマンが1885年12月15日付けでブラームスに当てた手紙から・・・
・新しい話題はここ(フランクフルト)では耳に入りません。
 せいぜい、この間ブルックナーの稀にみる交響曲を聴いて、
 私が何ゆえの存在なのかを自覚し、
 ほんとうに気が楽になった、というくらいのことです。

アメリカ初演を指揮したダムロッシュの回想(1923)
・三十年ほど前に私はアントン・ブルックナーのニ短調交響曲を
 アメリカ初演しました。
 彼(ブルックナー)は脳ミソは農夫のそれでしたが、
 魂は真の音楽家のものでした。・・・
 何年も経ってから私がベルリンで「ニ短調交響曲」を演奏したあと、
 帝室会館の私のテーブルのところへ、
 有名なフィルハーモニー合唱団の指揮者ジークフリート・オックスが、
 七十は超えているだろう、小柄で禿頭の人物を連れてきました。
 私が紹介されると、その人は突然私の手を握り、
 「あなたがダムロッシュさんですか、
  私の交響曲をアメリカで演奏して下さったんですね」
 と言いつつさらに前に進んできて、
 私の手を覆ってしまうくらいにキスしまくったんです。
 あれにはとても参りましたよ。

こんなところで。
いつも長くてすみません。

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