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2006年5月11日 (木)

「イタリア風」シンフォニア 4

J.ハイドンとW.A.モーツァルトは3楽章の交響曲を何年にどれだけ書いたか、ハイドンについてはスコアで、モーツァルトは楽譜は全曲は持ち合わせていないのでCDで確認しました。
結果は次のとおりです。ちなみに、(M)と記したものは、終楽章がメヌエットです。メヌエットが終曲であることは、決して珍しくなかったそうです。反面、私の参照したハイドンの伝記(1981年刊、大宮真琴)の作品表には。3楽章構成の「交響曲」に「メヌエット欠」という注釈がついていますが、これは「交響曲は4楽章で成り立っているものだ」という先入観の成せる業で、イタリア風シンフォニアを前提に書かれたこれらの作品に対する不当な視点を暗示しています。メヌエットの意味するものについては「交響曲の生涯」で簡単に触れられています。曰く、「メヌエットは流行音楽だったから」。今回はそれについて突っ込みませんが、その視点も正しいのかどうか、さらに検討を要することだと思います。それはともかく、作品をリストアップしてみましょう。

ハイドン=合計15曲(15/106、全交響曲の約7分の1)
1757〜59頃:1番
1760頃:18番(M)、19番、27番
1761頃:2番、4番、10番、交響曲A
1762頃:9番(M)、17番
1763頃:12番、16番
1764頃:25番(Adagio, Menuet, Presto)
1765年:30番「アレルヤ」(M)
1768年:26番「ラメンタツィオーネ」

モーツァルト=合計18曲(18/48、全交響曲の約4分の1)
1765年:1番K16、4番K19、K19A、5番K22
1766年:7A番K45A「旧ランバッハ」
1770年:10番K74、44番K81、11番K84
1772年:16番K128、17番K129、22番K162
1773年:23番K181、24番K182、26番K184、
      27番K199
1778年:31番K297「パリ」
1780年:34番K338
1786年:38番K504「プラハ」
      (Adagio-allegro, Andante, Presto)

モーツァルトの最後の3作を例外として、2人ともある時期に集中して3楽章構成の交響曲を作っていることが伺えます。

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