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2006年5月28日 (日)

K.6 から K.9まで及び K.10からK.15まで(2)

K.6-K.9

K.6の第1〜第3楽章、K.7の第3楽章, K.8 の第1楽章はクラヴィアだけの楽譜がのこされています。出版された楽譜の方では、これらのクラヴィアだけの楽譜より多くの音符が加えられています。和声を補強し、響きを華やかにするため、だと思われます。この書き加えはレオポルドがしたか、レオポルドがヴォルフガングに指示したかしたのではないでしょうか。ですが、書き加えられた音符は、クラヴィアだけの楽譜の持っていた素朴さ、素直さを奪ってしまっているように、私には感じられてなりません。

CDは国内盤では見つけておりません。BRILLIANTのMOZART EDITIONシリーズのヴァイオリンソナタ集(97721-1 / 8)には収録されています(K10〜K15は入っていません)。チェンバロとヴァイオリンによる演奏で、2001年の録音です。8枚組ですが4000円弱で入手できます。

K.6( in C major, 4 movements)
1.Allegro :( Octver 7 ,1763)
構造は K.5と似ています。
2.Andante :(1763)
愛らしい、ハイドン的なアンダンテですが、
無個性ではありません。
(このころはヴォルフガングはまだ
ヨーゼフ・ハイドンを知りません。)
3.Menuet I & II :(Menuet I : 1763; Menuet II :July 16, 1762)
"Menuet II" で、ヴォルフガングは K.1bと同じような
「音の追いかけっこ」を取り込んでいます。
4.Allegro molto

K.7( in D major, 3 movements)
1.Allegro molto
2.Adagio
3.Menuet I & II :"Menuet I " にはクラヴィアだけのヴァージョンがあります。
"Menuet I "の構造はK.5 (22 bars) と同じようです。
使用している動機はK.2で用いた動機から派生したものです。
それでも、左手の分散和音はこれまでの作品には無い優雅さ
をこのメヌエットに与えています。

K.8( in Bb major, 3 movements)
1.Allegro    原初的なソナタ形式です。複数テーマではなく、最初の主題を
        「しつこく」くりかえす感じです。父レオポルドを含め、当時
        の大半の作曲家がとっていた書法だったと記憶していますから、
        ヴォルフガング少年も大人たちの影響の下に作曲したことが分
        かるのではないかと思います。
2.Andante grazioso
3.Menuet I & II

K.9( in G major, 3 movements)
1.Allegro spiritoso
2.Andante
3.Menuet I & II

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