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2006年5月24日 (水)

スケルツォで踊れます? (2)

スケルツォとは、一体何ものなのでしょうか?
「諧謔曲と呼ばれる舞曲」
というのが一般的な私達の理解ですが、本当に「舞曲」なのでしょうか?
ワーグナーはベートーヴェンの第7交響曲を「舞踏の聖化」と称して実際に踊って見せたそうですが、スケルツォ楽章でも踊ったのでしょうか?それはどんな踊りだったんでしょう。
バロック・ダンスにはスケルツォの踊り方なんて一切出ていません。とすると、ワーグナーが踊ったのは知られていない民族舞踊か、もしくは全くの創作ダンスだったのでしょうか。

あいにくグローヴ音楽大事典は欲しくても買えませんでしたし、置く場所もありません。家内の財産「平凡社音楽大辞典」が、唯一たよりになる資料です。
これを読むと、「スケルツォ」は案の定、舞曲なんかじゃないのでした。
記事にはこう記されています。
「一般に急速で軽快な3拍子の器楽曲で、17〜19世紀に好んで作曲された。(1)この用語が登場するのは17世紀のイタリアで・・・軽妙なマドリガルを指す名称として用いられ、モンテヴェルディの(1608)はその1例・・・」
ありゃ、これ、ウチにCDがあったわい。なんで気がつかなかったの!
で、ここで事典と食い違うのは、マドリガルはこのころは声楽曲だということ、モンテヴェルディの所収の10曲中、3拍子系の曲は3曲しかない(3拍子から2拍子に変るものも含めて)という点。
事典の同じ記事に譜例として載っている大バッハの「クラヴィアのためのパルティータ第3番」中のスケルツォも、イ短調で4分の2拍子の曲です。



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