2009年7月 3日 (金)

感謝。

Yamatouchiharu蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル(バロックリュート&バロックヴァイオリン、ケルン在住)是非お出掛け下さい。
千歳(7月12日)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。
総合連絡先:スパティウム・ハルモニエ(電話050-5539-8845、mail:duo@angel.nifty.jp
HP:http://abe.hasumi.de/


阿部千春さんとフォルテピアノ奏者大井浩明さん共演のリサイタル(7月25日)
~若き天才作曲家が世に問うた「作品1」~
《モーツァルト:パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306》
(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)はリンク先、この演奏会への私の期待については「サヨナラ『古楽』」をご覧下さい。
連絡先:オフィス・アドック(電話:050-5532-5562、mail:office.adhoc@gmail.com
blog:http://ooipiano.exblog.jp/11686543/
ピースフル・コンサート越谷 ’09は、8月5日です。
先日の私たちのアマチュアオーケストラ、東京ムジークフロー演奏会の音を、なんと3日後4日後という超スピードでMさんとYさんから送って頂き、これは 「早めに反省してちょうだいな!」 とのご要請だと勝手に解釈して、取り急ぎ演奏を載っけると共に、自分なりに気になった諸々は今日綴りました。 あくまでもそれはそれ、でして、日頃から私ごときを支えて下さる団員・OB・お友達の皆様へは、また無事にこの日を迎えさせて頂けましたことに、心から御礼申し上げます。

ムジークフローの練習のときはもちろん、なのではありますが、それ以外にも、ここ数ヶ月、家内を亡くしてから、いや、もしかしたら仕事上で第一線の業務を離れて以来初めて、というくらいに、仕事や他の日常生活の中で、最も多くの人たちと交流出来る機会を持たせて頂くようになり、自分でも
「なんでこうなったなろう?」
と、驚いている次第です。

何かやっている、いつも動いている、というのは、週末にはへろへろにはなってしまうのですが・・・でもって土日も結局は子供達との生活でへろへろのまんまなのですが・・・5年前に「うつ」と診断された頃を思い返すと、嘘のように光に満ちています。
続けてのお付き合いの中では、私が人に機嫌を損ねられたり、私の方が人の機嫌を損ねたり(こっちの方が多いかも)ということも多々あります。・・・それもまた、実は、平板だった心に起伏と豊かさを取り戻させてくれることなのだなあ、と感じています。あるお願いごとで、知らないお店を回っては頭を下げて歩く、たった一度だけの出会いも、このところ集中して重ねましたが、そっけなくあしらわれることあり、愛想良く断られることあり、無愛想なまんまなのに実際はいちばんでっかいふところで請けてくれることあり、で、新米会社員の頃の気分を想い出しては、なつかしくもあり、新米の時と違うのはそれがひとつひとつとても楽しかったりしています。

こういうことをしているうちは、まあ、生きているんだろうな、生かされているんだろうな、との思いがひとしおです。

昼間にどれだけ感情の起伏が激しくても・・・せめて夜、眠る前は、誰に向かって、ということなく
「ありがとう」
と言うことにしなければいかんかな・・・。


今週綴った記事

・「運命の力」、ハイドンHob.108:TMF20090628演奏会
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/hob108tmf200906.html
 ※ 能書きつき。

・シューベルト"The Great":200608TMF定期より
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/the-great200608.html
 ※ 愚痴つき。

・ロイスナー「リュート組曲」:蓮見さん・阿部さん・大井さん演奏曲目関係【1】
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-97fa.html
 ※ 分かる範囲で今後もご紹介して来ます。

・ご来場御礼:東京ムジークフロー第46回定期演奏会
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-4ee8.html
 ※ 二日酔いの翌日に綴った御礼。

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2009年6月27日 (土)

パンドラの匣

Yamatouchiharu蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル(バロックリュート&バロックヴァイオリン、ケルン在住)是非お出掛け下さい。
千歳(7月12日)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。
総合連絡先:スパティウム・ハルモニエ(電話050-5539-8845、mail:duo@angel.nifty.jp
HP:http://abe.hasumi.de/


阿部千春さんとフォルテピアノ奏者大井浩明さん共演のリサイタル(7月25日)
~若き天才作曲家が世に問うた「作品1」~
《モーツァルト:パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306》
(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)はリンク先、この演奏会への私の期待については「サヨナラ『古楽』」をご覧下さい。
連絡先:オフィス・アドック(電話:050-5532-5562、mail:office.adhoc@gmail.com
blog:http://ooipiano.exblog.jp/11686543/
アマチュアオーケストラ、東京ムジークフロー定期演奏会は6月28日(日)です。
ピースフル・コンサート越谷 ’09は、8月5日です。
私は、感情に流される人間が嫌いです。 嬉しければ大仰に嬉しがり、悲しければ大袈裟に悲しがり、 愛しいものは露骨に愛しがり、憎いものは極端に憎む人間が嫌いです。

私は、思い込みから離れられない人間が嫌いです。
信じた通りにしか行動出来ず、信じないことには顔を背ける人間が嫌いです。

私は、出来ない計算にうつつを抜かす人間が嫌いです。
絵に描いた餅で儲けが上がると信じきり、行動すべきことを忘れる人間が嫌いです。

私は私が嫌いです。いちばん嫌いです。
何故なら、ここまで「嫌い」とならべたてたことは、全て私に当てはまるからです。

私自身を嫌うことは、他の人を嫌うことに比べて、どれだけましでしょう?

私が私を嫌うとき、私は同時に他の人を嫌うことから自由ではありません。
この点では、なにもましではありません。

あるかたに触発されて、デリダの語ったことを、少しだけ齧り読みしました。
彼自身が著述したものでは難しいので、彼がインタヴューに答えたり対談したものを集めた薄手の本です。
デリダは、じつにうまいことを言っています。いちばん適切な箇所を失念してしまったのですが、彼の発言には一貫性がありますので、そうしたものを、ふたつ引いておきます。

「私が自分に対して約束するということは、私が分割されているということです。私が私自身に嘘をつくことができるのはただ、私が私自身に対して根本的に他者となっている場合だけです。言い換えれば、そのときは、私は私であるかぎりの私に対して嘘をついているのではなくて、私はある他人に嘘をついていることになります。」(『言葉にのって』ちくま学芸文庫 p.146)

「私は、しばしばいくつかの異名を与えます。これまで私が書こうと試みることができたすべてのものの中には、私が待ち望んでいる、あるいは挑発したいと思っている、あるいはそれが私を挑発することを期待しているそうしたものの異名、偽名、換喩(メトニミー)があります。しかし、当然のことながら、それを支配したり制御したりする力は私にはありません。もしもそれが到来するとすれば、それは私に到来するでしょう。」(同書 p.80)

難しげに見えますが、そのまま素直にきけばよい言葉なのでしょう。

してみると、私に残されている「道」は、やはり、分割された私になんとかして他者としての認識を明確に持ち、私が制御し切れずにいる異名・偽名・換喩から、やがてはあるかも知れない、あるいは永久にないかも知れない「到来」を待ち望むことだけなのでしょうか?
(メシアンの作品のようですが。)

今週綴った記事
・6月28日:東京ムジークフロー第46回定期演奏会
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/28-e633.html
 ※ ご案内です。

・「楽譜に忠実に」問題(2)Quqntz(クヴァンツ)の基本文法
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/quqntz-b4a7.html

・瞬間伝言ゲーム?:TMF練習録音を聴いて
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/tmf-ee9a.html
 ※ 先日の練習の録音を頂きましたので、聞いて考えたことを手短に。

・6月29日、本澤千惠子さん&グレゴリー・セドフさん
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-2512.html
 ※ ピッコロヴァイオリンの演奏会です。

・正式ご案内:蓮見岳人(やまと)・阿部千春デュオコンサート
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c067.html
 ※ 日程だけでなく、各会場へのリンクを貼りました。

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2009年6月20日 (土)

食べる

Yamatouchiharu蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル(バロックリュート&バロックヴァイオリン、ケルン在住)是非お出掛け下さい。
千歳(7月12日)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。
総合連絡先:スパティウム・ハルモニエ(電話050-5539-8845、mail:duo@angel.nifty.jp
HP:http://abe.hasumi.de/


阿部千春さんとフォルテピアノ奏者大井浩明さん共演のリサイタル(7月25日)
~若き天才作曲家が世に問うた「作品1」~
《モーツァルト:パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306》
(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)はリンク先、この演奏会への私の期待については「サヨナラ『古楽』」をご覧下さい。
連絡先:オフィス・アドック(電話:050-5532-5562、mail:office.adhoc@gmail.com
blog:http://ooipiano.exblog.jp/11686543/
アマチュアオーケストラ、東京ムジークフロー定期演奏会は6月28日(日)です。
ピースフル・コンサート越谷 ’09は、8月5日です。
自分の自由になる時間がいくらか多めにもてるのは、月曜日から水曜日までです。 木・金は娘のレッスンがありますから、私は娘の運転手です。 土日は、子供たちにつかまりっぱなしで、やりたい/やるべき作業は、つかまる合間にいたします。

でも、つかまりっぱなしの時間、というのが、案外面白くて楽しい。

父子家庭になって、家内の生前にはいつも抱いていた不安の一つは、逆に消えました。
「父親ってさあ、子供が中学生とか高校生になったら、もう口聞いてもらえないんだろうな」
それに対する家内の答え。
「まあ、世間一般、そんなもんだよ」
でも、我が家は父子家庭になったことで、有り難い例外にあずかることができるようになりました。

思春期ですから、つつみかくさずなにもかも、というわけにはいっていないのでしょうが、それでもあれこれ、学校の話題やら、その日面白かったこと、不愉快だったこと、感動したこと・・・まったくとめどもなく話しかけて来ます。オヤジが何かを忙しくやっていても、関係なしに、ポンポン話しかけて来ます。上の空で
「ふうん」
「はあん」
と返事していると、
「ねえ、ちゃんときいてるの!?」
と叱られますから、仕方なく、向こうが話し終わるまで、あたくしは謙虚に拝聴しなければなりません。(T_T)

とくに娘と私のスケジュールの噛み合い具合から、家での食事の支度も満足にいかない日もありまして、かわいそうといえばそれがかわいそうです。自ずと外食になってしまうからです。高くつくようでは財布が持ちませんから、安物食いになってしまうのが心配で、外食やむなしのときは、いちおう、最少限まっとうにお腹も一杯になり、栄養が極力偏らないように、ということだけは気をつけます。

などという背景はありますけれど、外食は一方でメリットもあって、席を向かい合わせにして、親子・姉弟で口喧嘩漫才が存分に出来ます。息子が話すことは、最初だけ聞くと「とんちんかん」なものが多いので、まず娘がツッコミを入れます。息子がなんとか姉に説明しようとするのですけれど、喋りは得意ではないので、意味不明な日本語になります。すかさず、だめ押しのツッコミを入れる、意地の悪い姉。その繰り返しを黙って愉快がって眺めておいて、ヒートアップ寸前くらいかな、と思ったところで、私の、ご両人への最終ツッコミとなります。
こうしているあいだは、さすがに、私も本を開いたりケータイを眺めたりはしないで、じっくり子供達の話を聞くことになります。父親は母親とは違って親同士のコミュニケーションの輪は基本はありませんし、娘の学校のPTA役員はかたちだけやっていますけれど、周りはおかあちゃんばっかりですから、会合があっても出る幕はありません。ですから、子供達とのこういう会話だけが、他所様を含め、子供達の状況をつかむ唯一のチャンスでもあります。

で、漫才の方は、今回特別記せるほどに面白おかしいものはこの一週間なかったのですけれど、昨日は
「魚をナマで食うのは、人間では日本人だけか」
なることを息子が言いだしたのがきっかけで、こんなふうに話が進展しました。
私:「北ヨーロッパの人なんかも食べるよ」
娘:「あのさ、漫画家の人で、自分ちの猫にお刺身取られそうになって、猫と戦った人がいるんだ」
・・・あのさ、なんで、猫の話にかわっちゃうの?
娘:「いちばんおいしそうなとこに、猫が、パッと手を出したんだって」
私:「それで、引っ張り合いでもやったの?」
娘:「そう。5分くらい」
私:「けっこう長いな」
娘:「長い戦いだったのよ。で、結局負けたんだってさ、キャハハ!」
私:「そうか、粘った猫も、人間の執念にはかなわなかったわけか」
娘:「違うよ。負けたの、漫画家さんのほう」
私:「あれま」
息:「えっとさ」
娘:「なんだよ」
息:「なんだっていいじゃないか、おめーにゃかんけーないんだよ」
・・・躾けが悪いもんですから (^^:
息:「刺身なんて食べ方するの、日本人だけだよね」
私:「ん? まーな。(自信は、ない)」
息:「刺身にする、って、調理だよね」
私:「んー。そういうことかな。(やっぱり、自信はない)」
娘:・・・難しい話には付いて来れないので、会話から退場。他に面倒な会話が間にあったけれど省略。
息:「調理って、するのは、人間だけかな?」
私:「うー、まー、そうだろなー(モズのはやにえとか、あるけどなー、ありゃ調理じゃあるまいし)」
息:「ってことは、調理しないと人間はものが食べられないから、やっぱり他の動物にはかなわないのかな」
・・・息子よ、これだけ頭が回るんだったら、頼むから、テスト、万年赤点はやめてくれ!
私:「いや、人間はさ、調理することで、食べられないものを減らして来たんだから」
息:「そうなの?」
私:「自然にあるものをとったり拾ったりして食べるだけだと、食べられるものの種類は限られちゃう」
息:「あ、っそうか。カズト(仲良しのニワトリ)は、食べられる草とか虫とか、種類が決まっちゃってるもんな」
私:「人間だとさ、そのまんま食べられないようなモンでも、毒のところを取ったり、煮たり焼いたりして、食べられるようにして来たの。それにさ、他の動物より歯が弱いから、そうしないと食べられない、ってこともあったんじゃないかと思うよ(と言いつつ、やっぱり自信なし)」
息:「なるほどねー」
娘:「あのさー、このヘンテコな歌さー、CDまで出ちゃったんだよ。バカだよねー」
・・・バカはおまえだ。
・・・でも、これで話が終わりに出来たんで、助かりましたよ、はい、感謝します。m(__)m

今週綴った記事
---楽器関係は詳しくはないので、本で知った程度のことですから、内容はこんなもんということでご容赦下さい。

・正式ご案内:蓮見岳人(やまと)・阿部千春デュオコンサート
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c067.html
 ※ 会場と連絡先をリストにしました。是非お出掛け下さいねー!

・「楽譜に忠実に」問題(1)L.Mozartによる基本文法
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/lmozart-1e97.html
 ※ うーん、ただ譜例を並べただけでございます。わけ分からん。

・「楽譜に忠実に」問題(0)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-1675.html

・リュートは美しい楽器です
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c389.html
 
・バロックヴァイオリン、ってなんだろう?
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-f158.html

・フォルテピアノ(シュタインモデル)のこと
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-4e2c.html

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2009年6月13日 (土)

囚われる「わたし」

Yamatouchiharu蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル(バロックリュート&バロックヴァイオリン、ケルン在住)是非お出掛け下さい。
千歳(7月12日)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。
総合連絡先:スパティウム・ハルモニエ(電話050-5539-8845、mail:duo@angel.nifty.jp
HP:http://abe.hasumi.de/


阿部千春さんとフォルテピアノ奏者大井浩明さん共演のリサイタル(7月25日)
~若き天才作曲家が世に問うた「作品1」~
《モーツァルト:パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306》
(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)はリンク先、この演奏会への私の期待については「サヨナラ『古楽』」をご覧下さい。
連絡先:オフィス・アドック(電話:050-5532-5562、mail:office.adhoc@gmail.com
blog:http://ooipiano.exblog.jp/11686543/
アマチュアオーケストラ、東京ムジークフロー定期演奏会は6月28日(日)です。
ピースフル・コンサート越谷 ’09は、8月5日です。
「いい人ぶりたくありません」 と、ことさらに口にする人がいます。

いや、他人事ではなくて、自分だって、なにかにつけ、それと似た類いの言葉を口にしがちです。
ポーズもとります。

そんなことを、はなからしなくて済む人は、幸せです。
でも、日本人には少ないかもしれません。
日本人の価値観って、わりと、「いい人」か「そうでない人」かを分けて人間を観察しがちな気がします。
だから、しなくて済んでいる人は、強い人です。

ただし、コンタクト・コミュニケーションという意味では、「いい人」なんて規定とは全く別に、
「ああ、この相手は、こちらを良く思ってくれている」
「この人はこちらをよくは思っていないかも知れないけれど、こちらはこの人にいい思いを持っている」
どちらかがあれば、そういう相手のために何かできることはないだろうか、なんてことを、私たちは日常の中で思っていることが多いのではないかと思います。

「いい人」であることと、「いいという印象を持つ」ということとは、根っ子の部分では、本来まったく別のものであるはずだ、ということが、こんな単純な事実からあぶり出されます。

「いい人」というのは、人を評価する時・自分を評価する時に、自分の内側に固定してしまった「モノサシ」で人格を計る行為に由来する表現ではないのでしょうか?

一方で、「いい」という言葉そのものだけを眺めると、これはもっと単純な、感覚的なものに過ぎないことに気づきます。

抽象的な物言いで恐縮ですが、ふと、自分を振返ったとき、この区分がちゃんとできておらず、

「いい人ではなくてもいいから、<いい>感じは大切にして生きていきたい」

だなんて思い込んできたことの尊大さに、ふと立ち止まらされる、今日この頃の「わたし」です。

わたしが「わたし」というものに囚われるというのは、「わたし」もひとりの人である以上、どうあがいても宿命ではあるのですが。

・・・うーん、そろそろ、気が狂い始めたかな?

今週綴った記事(今後はこんくらいのペースかも。)
・吉田美里さん ヴァイオリン演奏会
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-cbc7.html
 ※ とっても素敵なお人柄なんですよ!

・知ったかぶりのおっかなさ!
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-f783.html
 ※ あたくしの「知ったかぶり」が垣間見えます・・・(T_T)

・音楽を笑うな
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-2711.html
 ※ ・・・人を笑うな。

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2009年6月 7日 (日)

誰にでも涙があります

Yamatouchiharuケルンで活躍中の蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル(リュート&バロックヴァイオリン)、是非お出掛け下さい。

千歳(7月12日)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。その他、最新情報は追加でお知らせします。

なお、7月25日は、阿部千春さんはフォルテピアノ奏者大井浩明さん(Wikipedia記事にリンクしています)と共演のリサイタルを行います(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)



アマチュアオーケストラ、東京ムジークフロー定期演奏会は6月28日(日)です。
ピースフル・コンサート越谷 ’09は、8月5日です。

上記は全て、私もチケットを取扱いをさせて頂きます。こちらのページのアクセスカウンター下の「メール送信」から、お便り下さいませ。

誰にでも涙があります。

病気などの理由で涙が出ない・・・なんていう、体の話ではなく。
だから、そういうツッコミはかんべんして下さいまし。
あと、魚や虫さんには申し訳ありませんが、無視。
 (^^;

誰にでも、心に、涙があります。

それをどう使うかは、人・動物、おのおの、方法が違います。

悲しみの涙、ってのが、最も手っとり早いけれど。
喜びの涙、ってのもありますし。
忍び泣きの涙、人を騙す涙、流さないようにとっておく涙・・・

ま。

いろいろです。

誰がどう使っても、構わないです、っていうか、そんなことに口出しする何の権利も、あたくしにはございません。

だから、お願い(って、昔々どっかで聞いたな)。

せめて、大事に使って下さいね。

胸を打たれて、深い底から流す涙を、悲しいと思って流してはいけません。
そんなこと思っちゃったら勿体ないの。

深い底からこみ上げたものが、おのおのの「わたし」を強く揺るがす時に、どんなオバカサンでも、ふだんどんなに賢そうにしている人でも、つい流してしまった涙の中に、みんな分け隔てなく、
「・・・え? これって、何で?」
っていう驚きがあるんではないか知らん。

それを大切にして下さいね。
いつか、大切にしているその涙が、「わたし」のいちばんの宝物になっていることに、「わたし」は、もっと豊かに驚くことが出来るでしょう。

・・・わけわからん。

今週綴った記事
・サヨナラ「古楽」
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-328f.html
 ※ え、なんで?

・黒田恭一さん、逝去
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-dbf3.html

・ピースフル・コンサート越谷(2009.8.2)
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/200982-2bcd.html

・TMF:5月30日練習記録
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-5191.html

・こういうのも、ありです。感銘を受けます。
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-880e.html

・見せない「工夫」
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-247c.html
 ※ ホントは「見える」んですけど・・・ま、いいか。

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2009年5月30日 (土)

いちばんばかな生きもの

今朝は、関東は雨模様です。息子の中学校の運動会が延期になりました。
それでも、いまの学校は、延期になった運動会の代わりに授業、です。
息子は、姉に作ってもらった弁当を持って登校しました。

運動会の代替日は平日です。親が運動会に行ってあげにくい時代になりました。

高校生くらいまでになってしまえば、こんな心配をしなくても
「来ないでくれ!」
って言われるのですけれど。
中学生までは、まだ心配が減りません。
のんきに構えている息子とは、のんきでばかりいられても困るなあ、と思いますので、いろいろ話をします。

とはいえ、勉強の話はほとんどありません。・・・諦めておりますので・・・(^^;
生きもの好きなので、そこで話を合わせます。
こないだのは、お嫌いな方には恐縮ですが、蜘蛛をきっかけにした話です。
「蜘蛛ってさあ、賢いよねえ」
と、息子。
「え、どうしてそう思うの?」
「だってさあ、虫が灯りに集ってくるのを知ってて、そこに巣を張ってる」
話をしたのが夜二人で歩いているときで、ちょうど目の前に大きなジョロウグモが巣を張っていたのです。
たしかに、巣は建物の狭い隙間の、灯りが上の方で煌煌と照っている場所に作られていました。
「そうだ、おまえの言うこと、ホントだな」
正直に感心しました。
「賢いのって、だから、脳ミソが大きいかどうかと関係がないよね」
と、息子。
「ニワトリも猫もカエルも虫もさ、みんな賢いよ。自分で生きてるもんね」
なんて、偉そうな言葉まで口から出て来たので、仰天してしまいました。
「だからさ、人間がいちばん賢いんじゃないんだよね」
「おとうさんも、そう思うよ・・・いや、人間がいちばんバカな生き物なのかもな」
「え、どうして?」
「いちばん脳ミソがでっかいからさ。でもって、生まれたばっかりん時は真っ白だからね」
「そうなのか」
「いや、チャンとは知らないけどさ。けど、どうやったら自分で生きて行けるかが分からないから、脳ミソをでっかくして、一生懸命お勉強して、生き方見つけなきゃなんないじゃんか。でもって、それでもなかなか、これでいい生き方って決まらないじゃん」
難しいかな、と思いつつ話してみましたが、
「そうだよねえ」
案外すなおに、オヤジの気持ちを(考えてることを、じゃなくて)汲み取ってくれました。
「だからさ、ちゃんと勉強してくれよな」
「う。」
というありきたりなオチで、この会話はおしまいでしたが。


今週綴った記事
・「学説」はどこまで参考になるか
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-8dec.html

・蓮見岳人さん参加CDご紹介
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-e76d.html
 ※ 人に優しく自分に厳しくのかたなので、自薦盤を探り出せず。
   でも、ほんとうにすばらしいリュートをお弾きです。
   リンクした頁で彼の演奏をパソコンから聴けますので、是非!

・「チャリティ」とは何か・・・アマチュア演奏考としての
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a760.html

・TMF:5月24日練習記録
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/tmf-22f5.html

・アタマがよくならなかったらどうするクラシック
 http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-98f3.html

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2009年5月23日 (土)

続・ニワトリでもなつく!

今日は朝からバタバタでくたばってしまっておりましたので、本当は行きたくなかったんですが・・・
娘は午後からグウスカ昼寝。
ですので、暇を持て余している息子と、また先日の公園に行く羽目に陥りました。
そこには、こないださんざん私の足をつつきまわした、憎っくきニワトリ野郎がいます。
またつつかれるのはゴメンだけれど、息子はニワトリに会いたいので、しかたなくヤツの居所へ向かいました。

で、ニワトリのやつ、私たちの姿を見つけると、ものすごい早足でこっちに駆けてくるじゃあありませんか!
恐怖感に身を縮めましたら、でも、ニワトリのやつ、私の脇はすり抜けて行きました。

え、どないすんのやろ?

と思ったら、息子に走りよっていたのでした。
息子が
「さ、こっち」
と言うと、従順にくっついて行く。
犬みたい。
おまえは、おまえがニワトリであることを忘れちまったんか!?

同じ場所には、やっぱり息子が可愛がっているグレーの太った猫がいるんですが、ニワトリ野郎があまりにも息子になついているのに拗ねて、木陰に隠れてしまいました。
「あの猫さあ、焼きもち焼くんだよ」
フフフ、と、息子が肩をすくめて笑いました。

ふうん、と、こっちはなんだかつまんなくなって、猫とおんなじに拗ねてしまったわけではないのですが、脇にあったベンチにごろっと寝っ転がりました。

そのまんま、1時間くらい過ぎました。
うつぶせで熟睡していました。
何だか背中が重い。
そう感じた次の瞬間、息子が僕の方をみてまたフフフ、と笑うので、背中を見ると、なんと、ニワトリが載っかっているではありませんか。
「おまえが乗っけたんか!?」
「いいや、ニワトリがねえ、自分で乗っかったんだよ」
なんだって、そんなバカな。
それからしばらく、ニワトリ野郎、僕の背中から足元までを、何往復も、得意げに歩いていました。

そういえば、鳥って恐竜の子孫なんだよな。
恐竜の子孫だと思ってあらためてその様子を眺めていると、ニワトリ野郎の誇らし気なのが、なんだか可愛くなって来ました。

夕方、帰る時になると、私たち親子の後を、ニワトリ野郎は、
「また来いよ」
とでも言っているかのように、悠々と着いて来て、たぶんヤツの縄張りの境目ギリギリのところで足を止めて、あとはこっちを見もせず、のんびり草をついばみ始めたのでありました。 

ほい。また会いにきてやるよ。


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・YUI again
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 ※ 埼玉県立大宮光陵高等学校とCM共演したYUIさん、6月30日新譜。

・手に入り易くなっています、「音楽は対話である」
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 ※ まだお読みではなかったら
   ・・・面白い「真面目なクラシックの本」、減っていますし。

・蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル(先走りご案内!)
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 ※ ケルン在住の素晴らしいお二人の演奏会スケジュール。
   新規情報は随時付記して行きます(って、まだしていないのですが。)

・クラシックCD売られている内容
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・TMF:5月17日練習記録
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